公園に集まるおじさんと、素麺が見当たらなくって

昨日クリーニングに出したワンピースの中に、ICOCAが入ったままになっていたようで、
クリーニング屋さんから、えらく丁寧な電話をくれたから、今日のお昼休みの間にピックアップしに行った。（私は終日在宅勤務をしてる）
ついでにパン屋さんに行こうと思いついたら、お昼休みがすごく楽しみになった。
クリーニング屋さんには行く前に、今から伺いますと言う旨の電話をすると、
「ご丁寧にありがとうございます」と
丁寧な口調で返答してくれた。
直接会っても、クリーニング屋さんの店員さんはとても感じがよくて、優しくて、なんかちょっと泣きそうになった。

歩きながら東京ポット許可局を聴いてると、サンキュータツオさん（もしかしたらプチ鹿島さんかもしれない、いまだにどちらが喋ってるか分からない）が「公園に退職後にやることが無くなったおじさんが集まってるらしい」という話をしてた。
ちょうど、近くの公園を通ると、花壇の縁に白のタンクトップでベージュの半パンを履いたおっさんが座ってた。ベンチでもない、たぶん座り心地もよくないところに座って、何をするわけでもなくボーとしてた。おっさんは帰る時もいた。公園におっさんが溢れてしまって、あのおっさんは公園の唯一座れることのできるベンチからは閉め出されてるのかもしれない。私はおっさんのことを少し不憫に思った。

昼ごはんは、近所のハンバーガー屋さんのハンバーガーをテイクアウトした。あまり美味しくなかった。マックでなくて、値段が高くてこだわってそうなハンバーガーを買うなら、本町にあるYes!Burgar!の味を越えないと私は美味しくないと言う。ポテトも美味しくなかった。
マックにしたらよかった。

仕事は18時で終えた。

晩ご飯は、なすとししとうの揚げ浸しを作った。
素揚げするのがとても怖かった。どれだけなすとししとうの水を拭き取っても、鍋の中でなすとししとうはばちばちばち、と音を立てていた。
ニトリで買った油避けを被せてるのに、油がそこかしこに飛んで、私は後で掃除をする夫のことを少し不憫に思った。

ほんとは素麺を食べたかったのに、家に一つも素麺がなかった。去年たくさんあったのは食べ切ってしまったみたいだ。その代わりに年越しそばを見つけた。これは早く食べなければいけない。
素麺をスーパーに買いに行けばいいのに、揚げ浸しを作ってる間に外が暗くなってしまって、こんなに暗いのに外を歩いてたら車に轢かれるかもしれないと思って結局家にいた。

夫が22時くらいに帰ってきた。夫が帰ってくる間に100分de名著のショックドクトリンを読んだ。
暗い気持ちになった。
気分を変えようと、姉の誕生日プレゼントの包装をした。西さんのくもをさがすをあげるのだ。
くもをさがすを丁寧に和紙で包んだ。
母に渡す分も買っていたから、練習のため、試しに母の分を先に包んでみたら、それはぐちゃぐちゃになった。けど、母の分は誕生日プレゼントでも何でもないからいいやと思い、やり直さなかった。Amazonには今日、くもをさがすを2冊頼んで、今日届いた。そろそろ届くんじゃないかと、たまたまドアの通し窓から外を見てたらAmazonの配達員の人がエレベーターの方から走ってきて、私の家の前に置き配をしていったのを見た。
配達員の人が完全に見えなくなってからドアを開けて本をピックアップした。
なぜだか悪いことをしてるような気持ちになった。

結局、素麺じゃなくて、冷たいうどんにした。
冷凍の焼売もチンして食べた。量は少なかったと思うけど、夜遅かったからこれくらいでちょうど良いでしょ？と夫に言ったら、まだ食べたそうにしてたけど、「そうだね」と同意してくれた。食べ終わったら23時になった。
夫が録画していた上岡龍太郎さんの追悼番組を見始めたもんだから、私も一緒になってじっと見た。ノックさんへの弔辞を三谷幸喜さんが絶賛していて、フルバージョンで流したTBSのニュース番組もその後見た。
けど、私はずっと夫に早く片付けをしてほしくてそわそわしていたから、あまり集中できなかった。（うちは、夫が食器洗い担当）
痺れを切らして、私が片付けをし始めると、おや？と言う顔で夫が近づいてきたので、
「眠るの遅くなるからね、あなたが片付けるのかい？」と聞くと「ぼくがするよ」と言うので代わった。

ヤマシタトモコさんの違国日記が映像化されると聞いたので、最近、違国日記をもう一度（たぶん6回目くらい）読み返したのと、西さんのくもをさがすを読んで、なんか私も日記をつけたくなった。Amazonで日記帳を買った。私は字が汚くて、上手に書けないだろうから、３行くらいで済むような薄くて、猫の絵が描いている日記帳を買った。
ついでにnoteも再開した。日記帳に書ききれなかったものをnoteに書いていこうと思った。
noteに書く内容をiPhoneのメモ帳に入力していくと、止まらなくなって、夜中の３時になった。
夫の方が断然先に寝てた。
さっき片付けを急かしてしまったのを悪いなと思いながら、私も眠った。

2023.6.13火曜日