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わたしたちは無痛恋愛がしたい2


つづき。(ネタバレしていきますよ)

クズにいつまでもしがみついている女をみるとイライラするのであまりそういった漫画は見ないのだけど、2巻の中盤でみなみも成長していくのでそれが読んでいておもしろいところ。

人は変わる、良くも悪くも。

人は成長し続ける生き物だから、その速度によっては関係性が変わることも多々ある。30代というフェーズに入り、様々な枷から解き放たれた今とても充実した日々を送っているけれど、それと同時に歩幅を進めるスピードによっては人間関係に大きく歪みが生まれたりもする。

クズはクズに引っかかる法則


20代では関わる人間関係が似たもの同士になるので(特に美容専門学校だったし)収入や労働環境もほぼ横ばいで秀でた差などを感じていなかった。
ゆえに、ごくわずかな差を感じ取っては卑屈になったりしていたんだと思う。
誰々がスタイリストになっただ雑誌に乗っただ、というような。逆に30を超えてくると個々の立ち位置がいつの間にかものすごい差をひらいていたりするので、むしろ開きなおる形に着地するんだと思う。

日本人が外見に対して物すごくシビアである構造に似ているものを感じる、顔立ちや体型、肌の色がほぼほぼ僅差であるからこそ微妙な差が気になって仕方なくて。
逆に全く違うからこそ海外では見た目に言及することがないと知りなるほどな、と思った。そういうもんなんだろうな。

なれないだろうな


同棲したら結婚する意味を感じないのと同じで、そこから昇格することはないと諦めた方がいいと思う。もちろんお互いに割り切っているのならかまわないけど。


推しの月寒空知(すごい名前だけど地名から取ってるらしい)

過剰な気もするけど、このくらいわかりやすくしないと伝わらないこともある。だって一向に認知が広まらないんだもの〜〜〜!

“優しい人”はたくさんいるけど、月寒さんのようにちゃんと向き合うことのできる“優しさ”を持ち合わせている人は本当に少ない。もちろん自分もそうであらねばと思っているけど、わたしの場合は段階に応じて使い分けをしている、と最近気づいた。

自分の意見を100ぶつけられるのは、信頼があるからこそ成り立つものでしかないので、わたしの場は職場の人間はゼロ。(意見を聞いてもらえると思えないので、毎回退社エンド)
だけど自分が正しい、と思うこともそんなにないので間違っているかもしれんけど聞いてくれ、のスタンスで話し合いができるのが微妙な差で
母親>夫>兄妹>友達   
(職場の人間というのはわたしの人生に存在していないのかもしれん)

母親の場合は、親ということもあってすでに人生をかけて話し合い続けた結果出来上がった信頼のかたまりみたいな存在なので、ここ10年くらい話し合うに至ることはほぼない。微妙な伝え方のニュアンスなどで察知してもらえるのでそれで完了している。

夫、全く別人格の人間であることを理解しているので、余計に今後人生をかけて話し合い続けていかなければならない存在として第2位。

兄妹に関しても、同じ親から育てられたはずだがそれぞれに全く別の人間が仕上がっているので、意外と阿吽の呼吸という感じでは全くない。逆に、お互いに気を使って関わりあっているようなイメージ。兄妹だからこそ雑に接してしまいがちだけど、それをするといくら兄妹であってもわりと簡単に分解してしまうというのを皆が理解しているような気がする。

逆に職場でしっかりと意思表示できる人たちが周りにいるのですごく尊敬している───わたしには出来ぬ─・・なぜ──・・


つづく(かも)

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