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今月読んで面白かった本~10月編~

はじめに


閲覧ありがとうございます。

amada(あまだ)です。

地域によっては寒さが厳しくなってきましたね。

我が家では朝晩、暖房器具が大活躍しております。

さて、10月に読んだ本は「29冊」でした!

そのなかから特に面白かった本を紹介します。

紹介していない本は下記のアカウントからどうぞ!

1:死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録

<あらすじ>
僕には特別な力があった。
それは、人が死ぬ未来が幻影として現れる。
助けようとしても、その死から逃れる術はない。
しかし『君』だけはどうしても救いたかった…。

<感想>
誰かが死ぬ未来が幻となって現れる。
それは突発的な事故だけでなく、自死や他殺も含まれる。

そんな光景を目にしたら、なにもせずにはいられないかもしれない。
もし見て見ぬふりをしても、すっきりとした気持ちにはならないと思う。
そんな主人公が、『君』との出会いによって変化していく。

あらかじめ決められた結末が、どのように帰結、あるいは回避されるのか。予想できない展開が面白かったし、度肝を抜かれた。

ネタバレするので詳しく言えないけれど、「よくある話じゃん」と思った人ほど、取り敢えず最後まで読んでみて欲しい。

2:ある魔女が死ぬまで -終わりの言葉と始まりの涙-

<あらすじ>
見習いの魔女メグ・ラズベリーは、呪いによって余命が1年しかないと告げられる。助かるためには、命の種を使うしかない。
しかしそのためには、1000粒のうれし涙を集めなければならず…。

<感想>
余命僅かな主人公が、生きるために奔走する。
言葉にするとシリアスな要素が目立つけど、主人公の明るい性格が和らげてくれている。個人的には、お師匠様と掛け合いが良かった。

まだ第1巻なので、気になる伏線がたくさんある。
どうやら「小説家になろう」や「カクヨム」に掲載されている作品なので、完結まで読めるみたい。
でも個人的に書籍で読みたいなって思える作品。

3:ほどけるとける

<あらすじ>
高校を中退して、祖父の銭湯でアルバイトをしている美和。
やりたいこともなくて、のんべんだらりと過ごす毎日。
しかし銭湯に訪れるさまざまな客との出会いによって、変化していく…。

<感想>
学校生活に嫌気がさして、ドロップアウトした主人公。
その理由に、共感できる人もいるかもしれない。
我慢せずに逃げ出すことは、きっと悪いことじゃないと思う。

そして銭湯で客たちとの触れ合いによって、夢がなかった彼女もやりたいことが見えてくる。
人生は一度きりだけど、道はひとつじゃない。
いろんな生き方があるんだなと思った。

4:今夜、世界からこの恋が消えても

<あらすじ>
親友を救うために、日野真織に告白することになった神谷透。
告白を受け入れた真織は、代わりにとある条件を提示する。
ひょんなことから始まった恋人関係だったが…。

<感想>
この主人公は、とにかく優しい。
いじめられっ子のために、大好きな人のために、そして家族のために。
誰かのために身を粉にするのは、簡単にできることじゃない。
だからこそ、美しく見える。

そんな彼が迎える結末は、人によっては残酷に見えるかもしれない。
でも彼自身は、きっと後悔していないし、たくさんの人に愛されて幸せだったんじゃないかなと思う。

この作品映画化もしているらしい。レンタルが始まったら鑑賞予定。

あと続編もあるので、ぜひ一緒に読んで欲しい。


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