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推しへの承認欲求と向き合う話

⚠注意⚠
この記事は絵描きオタクの負の感情が書かれています、読み物として人を選ぶと思います。
一応警告はしましたからね…。


きっかけ

名取さなが好きになったのは、同好の士だったこと、本人が面白かったこと、声が好きだったこと、活動開始直後だったこと、配慮が出来ること、etc… とにかく様々な要素がマッチしたからと思う。
………いや、いま冷静にこういう理由だろうと考えただけで、当時の私は何も考えて無かった。

私は名取さなの事をみんなで祭り上げた、言ってしまえば娘のような存在だと思っています。
中でも「さなのおうた。」は特別で、ファンメイドからテーマ曲が出来たと喜んでました。愛の曲であり希望の曲です。
初の3Dもファンの方が作ったもので、とても可愛く感じました。
そうやってみんなで作り上げていく存在なのだと、そして私も絵で貢献していればいつか名取に絵を使ってもらえるんじゃないか。
名取をもっと有名にするぞ!……と当時は勝手に思っていました。

今では羨ましがられるかもしれませんが、本人から絵を沢山褒めてもらいました。私はそれらをスクショして大切に保管しています。
それは当時🍆の方針が固まって無かったのもあるでしょう。かなりファンとの距離が近かったと思います。

特別だと勘違い

そして私は「一人前に絵が描けるんだ!」と調子に乗るのに時間はかかりませんでした。
SNSでもっと伸びる絵を描けばきっと名取のチャンネル登録者も増えて嬉しいはず!!!そう思って疑いませんでした。

当時1万なんて数字は初めてでとても興奮してましたし、ネタツイなどではなく純粋に絵が伸びた事が嬉しかったのを覚えています。
さらに私は喜びました、やっと名取の役に立てた!
この絵を見て名取に興味を持ってくれる人が1人でもいるかもしれない!と(まぁそんなことはないのですが…)
しかし肝心の名取から反応はありませんでした。あのインターネット徘徊女が見落とすはずが無いと、その頃は毎日いいね覧をチェックする化け物になってましたね。承認欲求モンスターの出来上がりです。

そうです、私は推しからの反応=見返りを求めていたのです。

今でこそ「推しに見返りを求めるな」という思考が定着しましたが、当時そんな事も知らなかった私は相当ショックを受けていました。
今から考えれば、なにかタイミングが悪かったのかもしれないし、そもそも反応を期待する方が間違っていると思いますが、
一番届いて欲しい人に届かなかったという悲しみが心を支配し、絵をまた褒めてもらえるかもしれないという希望はあっけなく打ち砕かれ、沢山見てもらえた絵を見ても喜べなくなりました。

反抗期の始まり

そこから私の子供のような反抗期がはじまります。
"ヌォンタートのタグをつけない"というみみっちい反抗です。
「タグをつけなくても名取が無視出来ないほどすごい絵を描くぞ!」
いま考えても見上げた反骨精神です。

結果はというと……
確かに技術的には上がったと思います、反応してもらえた数も1万と言わずとも私としては身に余る結果です。
しかし名取には届きません。
その理由を名取のいいね欄を漁っていた時に気づきました、『絵柄』です。
そう、反応の数など関係なかった、名取が可愛さを感じるかどうか…
そして私が目指していたのはどちらかと言うとカッコいい寄りの頭身高めイラスト。さらに私はビビットカラーを使うのが苦手で、暗い色をよく使っていました、配色センスも本人の好みから離れていたのかもしれません。
あまりにも遅い気づきです。

タグをつけないからでは?と考える方もいらっしゃると思いますが、タグが無くても思わず反応せずにはいられない!そんな魅力を感じる絵を描けるようになりたかったのです…神絵師のように…(私の実力不足でした…)

何度か絵を上げても自分には反応がなく他の人は見られている状況に、日に日に心がすさんでいくのがわかりました、私はついに耐えられなくなり相互フォローだった名取さなさんをブロック→解除したあと一方的にフォローする形にしました。
その日から一ヶ月くらい泣いて引きずっていたのを覚えています。(草)

反抗期の終わり

もういいや…名取に好かれない絵柄だろうと私なりに名取を応援できればそれでいい、私は貰ったものを全然返せていないので…

そうして私は集大成として、持てる全ての技術を使い下の絵を半年かけて完成させました。

(ちなみに半年中の前半の3ヶ月で絵を一度ボツにしました…)
"ヌォンタートのタグをつけない"という変なプライドは捨てていました、その頃にはもう本人から反応があるかどうかは、どうでもよくなっていたのです。


最後に

今見返しても私は、自分が自分がばっかりで、相手の事情など考えていなか
ったんだと思います。
とはいえ自分の中で完結し、最後まで厄介な行動をしなかったのは私の良いところかもしれません。(そんな度胸無かっただけかも)

しかしこれだけはハッキリ言えます、「名取さなを描くと絵が上手くなる」

紆余曲折はありましたが、相手を喜ばせようと描いた事で技術力が上がった事にとても感謝しています。まぁ神絵師とは言わずとも、ちょっと絵が描ける人くらいにはなったんじゃないでしょうか?

名取さなさんが己の好きなように、そしてせんせえ達の為に活動してるのは昔も今も変わりません。
今年のばくたん。とても楽しかったですし、後夜祭でもかなりハジケることが出来ました、これからも名取さなさんを応援していきたいと思います。

9月のライブ絶対いくぞ!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!



ここまで読んでくれたあなたへ、最近絵茶で描いた名取を置いときます。
ありがとう。