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『本の「使い方」』を読むと本が読みたくなる

ライフネット生命をつくった出口治明さんの本である.

Amazonの内容紹介はこちら.

本を読むときは、1行たりとも読み飛ばしてはいけない――本を選び、読み、活かすにはどうすればいいか。「自分の頭で考える力」をつけるための要諦を、稀代の読書家が具体的に説き明かす。著者初の新書書き下ろし。

※この本は読書術(Tips)紹介という感じではない.読む際はご注意を.

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ふたつ印象的だったことがある.

ひとつ目は,本を人ととらえて”真摯に向き合う”姿勢である.

二度と読めない=会えないと思って読む,というスタンスもいいなと思った.

確かにあとで読もうと思って読んだためしがないなー(私だけ?).

上記はさておき,今しか読めないと思えば記憶にも定着しやすいだろうし,この読み方は参考になる.

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もうひとつ印象に残っているのは,”古典には選ばれ続けてきた理由がある”という話.

だから,古典を一冊読むのは現代本(の中で価値の少ないもの)を十冊読むより意味があるとのこと.

私は小説が好きで読むのだが,なんとなく古典の方がハズレが少ないと感じていた.

村上春樹さんの『ノルウェイの森』で,私の敬愛する永沢さん(笑)が

現代文学を信用しないというわけじゃないよ。ただ俺は時の洗礼を受けてないものを読んで貴重な時間を無駄にしたくないんだ。人生は短い。

と言っていたのにもすごく共感していた.

この洗礼が市場による選択なんだと確認できた.

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本の中に載っていた言葉.

「5年後,あなたはどこにいるんだろう」

「今のあなたが,残りの人生で一番若い」

昔,挫折した古典をもう一度手にとってみよう.

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