転職して、マーケから未経験で事業開発の担当になって1年でやったことと学び
こんにちは、ファインディの山田です。
タイトルにある通り、マーケから未経験で事業開発というキャリアに踏み出して1年が経ちましたので、どんなことをやってきたのかと学びについて、これから事業開発/新規事業にチャレンジしたい or し始めた方への少しでも参考になればと思い書かせていただきます。
あなた誰?
簡単に自己紹介させてください。経歴としては、新卒でSansan→Eight TeamというBtoB SaaSのインサイドセールス・営業・マーケを実施したのち、ファインディに入社しました。The Model型→PLG型のマーケティングがメインだったため、いわゆる"事業開発"や"新規事業"については未経験でした🥺
(これまでの経歴は以下にも書いています。)
面接を経て、SaaSのマーケではなく、ありがたいことに事業開発のポジションでオファーをいただき、Findyを使ってくれているユーザー(エンジニア)の方へ"キャリア"だけではない価値提供をしていくことをミッションに入社しました。
なので、今回の記事は以下のような方に読んでいただければと思います。
それでは、転職してマーケから未経験で事業開発の担当になって1年でやったことと学びについて大きく3つに分けて書いていきます。
1. すぐに事業開発に取り組んだわけではない。実は良かったこと2つ
転職してすぐのタイミングは、成果を出すぞ!とか事業作るぞ!という考えになるケースもあるかと思います。自分も同じでした😇
しかし、もしそのまま「新規事業担当ね」と言われて放置されたらおそらく自分の心は折れていたかもしれません。
入社したてでは、ユーザーのことも、顧客のことも、サービスのことも、わかっておらずこのまま事業作りも何も…という状況でした。代表はそれを見越していたのでしょう、DevRelチームに配属してもらいました。
当時のDevRelチームはちょうど立ち上げ期のフェーズで、エンジニア向けのイベントにフォーカスして、オンライン勉強会やカンファレンス運営などに力を入れて立ち上げていくチームでこれまでのマーケの企画経験も微力ながら活かして、企画→運営を実施していました。
実際にやったことは以下です。
技術イベント企画:20~25本(運営含めると、50本以上)
カンファレンスの参加・運営:13回ぐらい
イベント参加(※自社主催除く):17回ぐらい
ユーザーの個別ヒアリングと仮説検証:60件ぐらい
結果的に、DevRelからスタートできたことはすごく良かったです。改めて振り返ると、その理由は①解像度がグッと上がったこと、②経験を活かして、社内での信頼を得やすかったためです。
①解像度が上がった👁️
解像度が上がるという状態は、解像度を上げるの著者のスライド(本の元になったスライド)を参考に、4つの視点で把握できると思います。
イベントを企画運営することで、どういうテーマがあるのか(広さと時間)、それぞれの職種のエンジニアが今どんな情報をなぜ求めているのか(深さ)、どういうコンテンツ・体験にするか、社内は誰を巻き込むか(構造)と社内での仕事の仕方について、ヒアリング→企画→集客→実施→振り返りと、かなり短いサイクルで回すことで、社内・社外ともに、深さ・広さ・時間・構造を全体的に高めることにつながりました。
もちろん、今でも解像度が上がりきっているとは到底思えていません。正直まだまだどの観点も足りない部分の方が多いです。しかし、転職したての状態からはグッと上げることができたのは間違いありません。
🫱🫲②社内の信頼が得られた🫱🫲
新規事業は基本的に社内の力(リソース)をとても必要とします。新規事業の場合は、0ベースでの起業とは異なり、社内の既存事業を阻害しない範囲でそのリソースを活用できることが最大のメリットだと思います。とはいえ、転職したての場合、前職でどんなにすごい人だったとしても(自分はその類ではないです)、新しい職場では、その実績を具体的に知っている人はおそらくいません。
そのため、まずは自分の経験を活かせる範囲で、成果にコミットして信頼を得ていくことが重要だと思います。
自分の場合、企画周りはやっていたので、そこを活かしてフットワーク軽くヒアリングしにいくこと、うまく行ったことは他の人でもできるようなテンプレートにすることなど、チームでやりたいけど手が回っていくて、自分ができることにフォーカスできたことで、チーム→会社の中である程度認知していただけました。
結果的に、新しいことをやるときにも比較的巻き込みやすかったです(会社のカルチャーとしてコトに向かっている方が多いので、元々他の事業部でも巻き込みやすいというのはあります)。
助けていただいた二人には感謝しかないです🙏
2. 事業目的のすり合わせ
さてイベントをやりながら、代表とCTOと進めていたプロジェクトとしてスタートしたので、そもそもなぜやるか?なぜ今なのか?を最初にある程度すり合わせをしました。
既存事業がある中での新規事業の場合、その新規事業は、単体で売上を作るのか、既存事業の拡張を作るものか、はたまた全然違う新規事業なのかによって取るべきアプローチは変わってきます。
詳細は書きませんが、気になる方は、「ビジネスモデル思考」で新規事業を成功させる 「事業計画書」作成講座の2-2に書いてある事業目的の経営陣とのすり合わせをご覧ください。
最終的に仮説検証をしていくうちに目的とゴールを修正しましたが、最初の方向性として共通認識を持ちながら進めていくことができたので、意思決定もスムーズに進みました!
3. 解くべき問いを立てて仮説検証をできるだけ速く回す
これは今でも意識している部分で、下手すると思考だけしてしまうのですが、検証すべきことは何か?を洗い出してひたすら仮説検証する。これをいかに小さく速く回すことができるかに尽きると思います。
初期の頃は、仮説は多いもののどこから解いていくと良いかという点も見えきっていなかったので、以下を意識して足りない情報はなんとしてでも集める、検証しないとわからないことはひたすらアクションする、を実践していました。
また、何かを作らないと検証できないことは基本的にやらず、どうしても必要なものはFigmaでイメージだけをプロトタイプで作り、壁打ちしていました。
最後に
いかがでしたでしょうか。
事業としては、少しずつ光が始めてきた一方で、自戒を込めて初心忘るるべからず、を念頭におきながら新規事業の1年の振り返りをしました。謙虚にコトに向かって邁進していきます。
ファインディは、挑戦するエンジニアのプラットフォームを作るというビジョンの達成に向けて、まだまだ価値提供の幅を広げていけると思っています。事業開発は非連続な成長をもたらすことがミッションだと思っているので、次のフェーズに向けてもしっかり向き合っていきたいと思います。
採用積極中ですので、もしご興味あれば、お声がけください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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