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「悪」から「善」へ(11)~あぶり出された「闇」~

前回は「表沙汰になった悪事」について取り上げました。

2023年もそろそろ終わりを迎えようとしていますが、ここへ来て悪どもの動きに暗雲が立ち込めるようになりました。
今回はその辺りの話を中心に、改めて自分自身や皆様において見直すべき案件についても取り上げていきたいと思います。



闇があぶり出された

前回の「表沙汰になった悪事」でも過去の闇をあぶり出した記事を取り上げてきました。
世界経済フォーラムのシュワブ氏の正体がバレることや、感染症をどんどんと持ち上げてマッチポンプになる事態、ノーベル賞の胡散臭さについて取り上げましたが、これ以上に大きな「闇」が潜んでいたことはご存じでしょうか。


それは「芸能界」「政界」


この2つが一番大きな要因を組んでいたのは言うまでもありません。
今回はこの2つを中心に取り上げてまいります。


「闇」のあぶり出し(1)-芸能界-

まずは「芸能界」と言う事で、一番大きかった話題と言えばこちらでしょうか。

旧ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏による性加害問題です。
10月以降から高頻度で世間を騒がせた話題でしたが、そもそもこの案件、騒がす前まではどのメディアでも取り上げませんでした。
それにガツンと突っ込んだのは日本のメディアでもアメリカのメディアでもなく、イギリスのメディアだったのです。

イギリスのBBCにおいて、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をどこよりも先に取り上げました。
BBCは国営放送なので、日本におけるNHKと同じ立場にあります。どちらかと言うと煽りの強いマスコミなのに何故これを取り上げたのでしょうか?

その裏にあるのが、今般のジャニー喜多川氏の性加害問題より前に発生した「ジミー・サヴィル事件」にあるとされています。

この時はBBC以外の民間メディアが性加害問題を取り上げたのに対し、国営放送のBBCは完全無視した状態でした。そう、今回のジャニー喜多川氏の問題と酷似したところがあるんですね。

ジミー・サヴィル氏はBBCの人気司会者で、2011年に84歳で亡くなりました。その後2012年に性加害問題が問いただされ、本人は子供から大人まで老若男女問わず性的な暴行を行っていたようです。実際は2歳から75歳の男女関わらず50年間性的加害を行っていたとか。
ジャニー喜多川氏と異なる点としては、喜多川氏はあくまでもプロダクション内で起きた案件であり、サヴィル氏は表裏関係なく起きた案件であることが大きな違いと言えそうです。

この時、性加害問題を真っ先に取り上げたのは、同じイギリス内にある民間メディア「ITV」。

ITVがBBCで放送しない代わりにジミー・サヴィル氏の性加害問題を取り上げ、これが瞬く間にイギリス中を騒がせました。
その後、BBCも独立審査等を通じて、最終的に賠償やサヴィル氏の名誉のはく奪などにまで至りました。

今回の故ジャニー喜多川氏の性加害事件において火蓋を切ったのがBBCと言うのは、ジミー・サヴィル事件で完全無視してしまった過去から学んだ事と言えそうです。

さて、本題に戻りますが、このジャニー喜多川氏の性加害問題、何故今年になって急激に出回ったのか?


私が思う事として、マスコミの煽り報道が裏目に出たから。


2022年までは感染症プロパガンダが酷かった時期でしたが、予防接種のワクチン配布以降からメディアの動きが大きく変わりました。
諸外国ではワクチンの被害をメインに取り上げるなどの動きに変わり、本来のマスコミとしての仕事を見せ始めたのです。アメリカではFOX、日本ではCBCテレビとサンテレビがワクチン被害のニュースを取り上げるなど、マスコミ界でも本来の仕事に取り戻そうという動きが見られました。
この動きが、今般の性加害問題と言った表にならなかった問題があぶり出されたと言う事になります。

上記以外にマスコミ業界でもどんどんと退職者が増えていったのも、感染症プロパガンダを始めとしたメディアでの記事の取り上げ方が酷かったからと言えそうです。
(マスコミ側はファクトチェックで「誤り」としそうな感じもしてくるが、あくまでも誤った行動を取ったのはマスコミ側。ファクトチェックする資格はない。)

かつてマスコミの報道が裏目に出た行為として「TBSビデオ問題」がありましたが、今回の性加害問題はそれよりも大きくなってしまいました。

今回の性加害事件を重く受け止めたジャニーズ事務所側は、経営陣を一新し「SMILE-UP.」(スマイルアップ)に社名を変更。その後は被害にあわれた方の補償を中心とした業務となり、最終的に廃業と言う形になるようです。

かつてジャニーズ事務所があったビル。
現在は「SMILE-UP.」が入居しているが、「Johnny & Associates」と書かれた看板は取り外された
(撮影:七語零黎 2023/11/25撮影)

その後、会見においても「NGリスト」など、闇がごっそりとたまっていたのは言うまでもありませんでした。メディアにおいても旧ジャニーズ事務所のタレント起用を取りやめるなど「手のひら返し」をするような行為が見られましたが、元を考えれば日本のマスコミで取り上げなかった事がこの問題を一番大きくしてしまったように思えます。結果としては自業自得となってしまいましたね。

元ジャニーズJr.の方の被害者の声について、最初に会見を行ったカウアン・オカモト氏からスタートしていますが、今でも続々と出ており一部では家族が自殺に至ってしまったなどと言った別の被害までも出て来ているようです。

この問題はこの先もくすぶりそうですが、芸能界の「闇」があぶり出されたのは言うまでもありません。


「闇」のあぶり出し(2)-政界-

「闇」があぶり出されたのは芸能界だけではありません。政界でも出されました。

自民党の「清和政策研究会せいわせいさくけんきゅうかい」における政治資金パーティーの裏金化疑惑です。
これも今までは表にならなかったのですが、岸田政権の支持率低下と共に表に出された内容と言っても良いでしょう。この後東京地検(東京地方検察庁)特捜部が強制捜査に入るとされています。

さて、この裏金化疑惑は今に始まった問題ではありません。過去にもいくつかありましたがマスコミでは殆ど取り上げるようなことはしませんでした。政界の闇を取り上げなかった大きな要因は「他の話題にすり替えるマスコミ」「税の引き上げ」にあります。

今のマスコミはかつての頃から比べると質が落ちているのは言うまでもなく、今般の感染症プロパガンダでは良い方向と思っていたことが誤った方向へ導くなどと言った大きな汚点を残しました。
(「マスクをしなければ感染症は減らない」と言った様な事も、真逆の結果に至っており、した側が免疫低下で実害を被っている。)
「芸能界で大きな事件があったら必ず裏では何かがある」のは、ここから来ているのではないでしょうか。

政界も感染症プロパガンダをゴリ押しした側でありますが、その政策の大半に「税」が使われている可能性も否定は出来ません。
本来の「税」は良い方向に使われるのが筋ですが、これの使途については表になっていません。表になっていないことを考えると、プロパガンダに使われてしまった可能性もあると思われます。

今後の動きで流れは変わってくるかと思いますが、状況によっては大量逮捕と言った事が出てきそうな感じもしますね。そうなると、現政界は一気に崩壊します。
T一教会の解散命令やS価G会の会長死去に伴い、現政界では助け舟を呼ぶことはほぼ不可能なので、崩壊する以外の方法を取ることは出来なくなっています。また、他の党が政権を取ったとしてもこの流れは繰り返されてしまうため、まず今ある党を全て解体しゼロから始めた方が無難なのではないかと思いますね。


闇のあぶり出しは取り上げた2件だけではない

今回は芸能界と政界の「闇」のあぶり出しについて取り上げましたが、「闇」はこの2件だけではありません。皆様の周りにも「闇」となるものが恐らくあるはずです。

例えば取り上げた「ジャニー喜多川氏の性加害問題」については、同族経営の企業で起きた案件となっています。
同族経営の企業全てで起きる案件ではありませんが、私が思うに同族経営の企業は「同調圧力」が強い傾向にあるようです。

私も過去に同族経営の企業で勤務していた経験を持っております。例えばこの位置にいてはダメとか、新入社員に資格をゴリ押しさせる、挙句の果てには店頭に出る経験すらないのに学力テストさせるなどと言った「闇」と思われるものが非常に多く、約4年で退職を決意しました(その後、別企業へ転職)。
その前は同族経営ではありませんが、人から教わりたいのに「自分から人に聞け」と言ったような教育を放棄する様な行為を取られたこともありました。
同族経営企業にいた時に1つ資格を取得しておりますが、その資格に関しては現在でも使い道がないため、返上しようかと考えています。

今となっては一応企業に勤めていますが、企業の「闇」を経験した身として私から皆様にお伝えしたいことがあります。

  • 「同調圧力」が強いと思ったらその場から離れよ

  • 資格の取得は「自分がやりたい」と思ったら取る

  • 「給与アップ」に目を取られるな

  • 「利益」はお金だけじゃない

この4つになります。
それでは1つずつ説明していきましょう。


「同調圧力」が強いと思ったらその場から離れよ

「同調圧力」の説明については下記記事にて執筆していますので、わからない方はこちらから見ることをおすすめします。

「同調圧力」は上記記事でも説明している通り、集団の中において受ける圧力の事ですが、職場によっては一概には言えませんが「同調圧力」の強弱が明確になっているところやそうでないところもあります。
(どの企業が一番強いのかと言う事にはお答え出来かねますので、予めご了承ください。)

先ほど私は「同族経営の企業は同調圧力が強く出る傾向にある」とお伝えしましたが、全ての同族経営企業で起きる案件ではありません。
同族経営であっても庶民的な考えを持っていれば、同調圧力はそこまで起きません。

私が思う「同調圧力」の強く出る企業とは・・・

  • ノルマ(義務的な目標)が課せられている

  • 定期テストがある(資格試験、昇進試験除く)

  • 資格取得の強要

  • 仕事以外にもルールが存在する

この4つが1つでもあると「同調圧力」が強く出る傾向にあります。
中でも一番大きいのはノルマ(義務的な目標)が課せられているところと、資格取得を強要するところでしょうか。
資格取得についてはこの後お話ししますが、一番大きいノルマについて必ず決められている場合は同調圧力が非常に強く出る可能性が高いです。ノルマが達成出来ず他の社員から白い目で見られた場合は、離れた方が良いと言うサインと思った方が良いでしょう。


資格の取得は「自分がやりたい」と思ったら取る

「TOEIC ○○点」、「普通自動車第1種免許」など、履歴書に必ず資格の記入項目があるかと思います。
資格とは、任務を含めたある行為に必要な地位・立場・条件の事であり、その資格がないと仕事や作業に就けないこともあります。

資格の例としては、自動車の運転となれば「普通自動車第1種免許」が必要になります。もちろんこれを携帯しないと運転することは出来ません。
その他にもバスの運転であれば「大型自動車第2種免許(※)」が必要になります。
(※営業運転のみ。非営業の場合は第1種でも運転可能。)

日本においては企業の作業内容によって取得の必要はありますが、最近では未経験者・未取得者でも企業内にて資格取得制度を設け、一から教えてくれるパターンも出てきました。
(バス会社や建機関係の会社などはこの制度を使用している事が多いようです)

しかし、人によっては「取りたい資格でもないのに・・・」と思いとどまる方も多いかと思います。
私が考えた事として、「資格取得は個人の判断に委ねる」事が最善なのかと思います。もちろんやりたいと思えば資格取得に向けてやれば良い訳なので、強制でもない資格を「必ず全員取れ!」と言うのは間違った考えと言えます。
(自動車運転などの資格が必要な企業は除く)

自分にとって必要だと思う資格であれば全然問題ありませんが、この先も必要がないと考えたものに関しては取らなくても良いのではないでしょうか。強制でもない資格を強制取得させるのは逆に人を疲弊させるだけです。


「給与アップ」に目を取られるな

仕事に就いたら必ず目に行くのが「給与」「賞与」ではないでしょうか。
しかし、この給与ですが社員の作業レベルによって変わってくるので、一概に大きな金額をもらえる訳ではありません。
大きな任務を成功させれば給与もアップしますが、あまり大した仕事をしていない場合はそれなりの給与になります。

そこで私が考えるのは、「給与アップに目を取られるな」と言う事です。
私も最初の頃は給与を気にしていた立場ではありますが、今は全く考えなくなりました。理由として挙げられるのが「仕事の進め方が合わなかった」事です。結果として給与は貰えている事と、下手に給与アップの事を考えて体を壊すことは自分にとっても害でしかないので、給与アップの事は全くもって考えなくなりました。

人間はお金しか目がくらまなくなると、それ以外の考えが出来なくなる傾向があります。
この点を踏まえると急に爆発する勢いで給与がアップした場合、考えがおかしくなってしまう事や急に下がった事によって悪影響をもたらす可能性があるので、同じような金額を地道にコツコツ貯めていった方が無難と言えるのです。


「利益」はお金だけじゃない

皆様は「利益」の言葉を見て真っ先に思いつくのは何でしょうか?
恐らく大半の方は「お金」が思いつくのではないでしょうか。

しかし、利益を「お金」だと思っている方は大間違いです。
利益と言うのは、良い効果を得る事や儲けを得る事を指しますが、企業においても売上総利益や純利益などの言葉を見聞きするかと思います。
でも、「それって何で来るのか?」「何でそうなったのか?」と言う事まで考えた事は恐らくないでしょう。

企業における「利益」は、商品を買ってもらった方(消費者)によって変わってきます。購入者が多ければそれなりの利益は発生しますが、購入者ゼロの場合は当然利益もゼロですよね。
それでは個人の「利益」と言えばどんなことが思いつくでしょうか?

個人の「利益」で考え付くものと言えば、自分の趣味への理解や相手に幸せを与える事が挙げられるのではないでしょうか。
まず自分の趣味への理解ですが、私の場合であれば写真撮影がメインでしょう。当noteでも「スナップ撮影集」や「みんなのフォトギャラリー用画像」を掲載しています。

特に「みんなのフォトギャラリー用画像」においては実際に使用していただいている方がいらっしゃいますので、その画像を使った記事を拝見するなり「こういった使い方をしているんだな~」と思いながら見ております。改めて利用している方に大変感謝申し上げます。今後も需要に応じて増やして参ります。

2つ目の相手に幸せを与える事は、作業やプライベートでも関係なく起きる事です。私の場合は仕事上で起きる事が大半ですが、作業終了後に得られた喜びは自分の利益として大事にしております。

こうして見ると、「利益」はお金だけじゃないことが解って来たのではないでしょうか。お金以外の利益は誰でも得られる事を絶対に忘れないでください。


最後に

今回は「「悪」から「善」へ(11)~あぶり出された「闇」~」をお届けしました。
芸能界や政界の闇が表になりましたが、今回取り上げた以外のところでも「闇」は潜んでいます。皆様も是非お気を付けくださいますよう、お願いいたします。
最後に取り上げた4つの件についてはいずれも「闇」から脱出するための方法を載せていますので、もしお困りの方がいらっしゃったら是非この記事を紹介してあげてください。

今回はここまで。最後までご覧いただきありがとうございました。


※この記事は私個人の考えが含まれていますので、考えが合わない場合もございます。参考程度までにしていただきますようお願いいたします。

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