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【撮影試験】RF16mm F2.8 STM
キヤノンのRFマウントフルサイズ機対応の広角単焦点レンズ、「RF16mm F2.8 STM」の撮影試験を行いました!
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ボケ・シャープチェック
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ピントの合っている箇所は開放F2.8からシャープとなっておりその他は全てボケるが、ボケ感はF2.8と言っておきながらとろけるような感じ。この点はRF50mm F1.8 STMと同様である。
F8から段々と絞るとシャープ感が増し、F16~22辺りがピークと言えそう。
こちらはフルサイズ機ではなくAPS-C機での撮影だったが、背景のボケ感はフルサイズ機とほぼ同等と言える。
歪曲・周辺光量低下チェック
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開放付近はF2以下のレンズほどではないものの周辺光量低下が出やすい。F4までに絞ると改善する。周辺光量低下が気になる方はレンズ補正かRAW撮影→現像をお勧めする。
広角レンズである以上、写真の両端は歪曲の影響を受けやすい。これを逆手にとって被写体を近くに寄せてダイナミックに写し取る事も可能なので、周辺光量低下と歪曲は使い方によって良い武器になり得る。
その他撮影
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普段のレンズの画角では撮影出来ない迫力ある撮影が可能。(F値:5.6)
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気になる点
開放付近で周辺光量低下が出るものの、レンズ補正機能を使用すれば問題ないと見て良い。
超広角レンズなのでフルサイズ機の場合はパース(遠近感)効果がより鮮明になる。APS-C機に取り付けると35mm判換算で25.6mm相当の焦点距離となるため、広角レンズとして使用可能。「超広角だとちょっと・・・」と思う方はAPS-C機への取り付けまたはフルサイズ機の1.6倍クロップ機能を使用する事をおすすめする。
何気ないスナップ写真にこのレンズを使用しても良いが、超広角レンズである以上被写体を切り取るような撮影には向いていない。
(被写体に近づけてダイナミックに写し取るのであればOK)
何気ないスナップ写真も一緒に撮影するなら、ズームレンズや35mm判換算で30mm~50mm程度の単焦点レンズの併用も考えよう。
感想
RFレンズとしては初の超広角単焦点レンズ、かつ非Lレンズとは言え画質は良好であった。周辺光量低下などを気にしなければ非常に良いレンズと言える。レンズ内の手ブレ補正は有していないが、EOS R6などのボディ内手ブレ補正搭載機種では手ブレ補正の恩恵を受けられる。加えて重さが約165gと軽量設計のため、撮影機材を軽くする時は非常に重宝するだろう。
EOS R・R3・R5・R6・R6 Mark II・R7にも取り付け可能だが、軽さを重視するならRPかR10が最適と言えるので、RPやR10を所持している方は是非購入するべきである。
当レンズは「RF50mm F1.8 STM」と瓜二つな躯体であるが、このサイズで超広角を実現出来たのは驚きである。キヤノンだから出来た「技」と言っても良い。ちなみにRF16mmのフード(EW-65C)はRF50mm F1.8 STMにも取り付け可能。
(※RF50mm F1.8 STM用のフード(ES-65B)もRF16mmに取り付け可能だが、ケラレが生じるとのこと。)
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「超広角ズームは重そうだから持ち運ぶのは嫌だな」と思う方は当レンズかRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMのどちらかを選ぶことになるが、その場合はどのような写真を撮影したいかによって変わって来る。超広角以外にも撮影したい被写体がある場合はRF15-30mm、16mmで事足りる場合は当レンズをおすすめする。
【参考リンク】
撮影機材:EOS R6・R10
※画像はJPEG撮って出しのものを使用しています
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