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コンビニスイーツ好きは必見!特定技能「飲食料品製造」を解説しました!

早速ですがみなさん、この中で食べたことがないものってありますか?

・コンビニスイーツ
・冷凍食品
・お惣菜
・スナック菓子やスイーツ

恐らくどれか一つでも食べたことがある人がほとんとではないでしょうか。
これらの食品を製造するのに欠かせないのが外国人人材です。

僕は学生の頃、遊ぶお金欲しさに日雇いバイトとしてコンビニスイーツを作るアルバイトをやっていたことがあります。

スイーツに合わせた寒すぎる空調の中、2重に重ねられた白衣を着て、夜中から朝方までひたすら蓋にシールを貼りました。

日雇いの管轄部署は「調達部」。
「人事部じゃないのか・・・。僕は部品と同じように扱われているんだ。」
と、仕事終わりに勝手に落ち込んで帰ったのよく覚えています。

どんな場所でどんな人が作っているかを知ってからは、コンビニで綺麗に並ぶスイーツを見て、「当たり前のものじゃないんだ」と思えるようになりました。

みなさんがコンビニやスーパーで買ういろんな食料品は、実は沢山の人のによって作られています。

そのの重要な割合を占めるのがそう。外国人です。

今回は特定技能「飲食料品製造」について解説します。
ぜひ最後までお読みください!

これまで

これまで飲食料品製造は、技能実習生の勤務が中心でした。
僕がバイトしていた時は、日本人の旦那さんがいる外国人の奥さんもいました。

言葉がまだうまく話せないから、一人作業で完結する作業がよかったのでしょうか。恐らく「日本人の配偶者」ビザだったのではないでしょうか。(職業病)

技能実習生として飲食料品に従事する職種は、
11職種18作業あります。

実習生の人数は実習実施者と呼ばれる常勤職員が何名いるかによって受入てよい人数が異なります。
*30人以下=3名の実習生などの割合です。

つまり、沢山の外国人技能実習生を日本人を補う労働力不足として雇用することは実質難しかったのです。

もちろん技能実習という制度上それは当然のことだと思います。

特定技能外国人の人数は?

◯現在18,099名です。
(出典:2021年12月末特定産業分野別特定技能1号在留外国人数)

うち74.7%がベトナム人です。
特定技能全体の割合としても、36.4%を占めています。
つまり、特定技能外国人として働く3人に1人以上は飲食料品製造に従事しているのです。

https://www.moj.go.jp/isa/content/001367366.pdf

・千葉県  1,610名 (+524名)
・埼玉県  1,394名 (+541名)
・愛知県  1,339名 (+550名)
・茨城県  1,044名 (+457名)
・神奈川県    940名 (+350名)
・福岡県     882名 (+378名)
・北海道     848名 (+348名)


全国地方にバランス良く分散していますね。
各地飲食料品の工場があるエリアに多く雇用されていることがわかります。

外国人が働ける業務一覧

食料品製造業
・清涼飲料製造業
・茶・コーヒー製造業(清涼飲料を除く)
・製氷業
・菓子小売業
・パン小売業
・豆腐・かまぼこ等加工食品小売業

<食料品製造業は下記の通り細かく分けられます>
・畜産食料品製造業
・水産食料品製造業
・野菜缶詰
・果実缶詰
・農産保存食料品製造業
・調味料製造業
・糖類製造業
・精穀・製粉業
・パン・菓子製造業
・動植物油脂製造業
・その他の食料品製造業

※お酒の製造では従事できませんので、お気をつけてください!

関連業務はこちら(一部)
・原料の調達・受入
・製品の納品
・清掃
・事務所の管理作業
など

技能条件

技能実習2号を良好に修了した場合に免除される職種・作業をまとめました。

職種:缶詰巻締
作業:缶詰巻締

職種:食鳥処理加工業
作業:食鳥処理加工

職種:加熱生水産加工食品製造業
作業:節類製造
   加熱乾製品製造
   調味加工品製造
   くん製品製造

職種:非加熱性水産加工食品製造業
作業:塩蔵品製造
   乾製品製造
   発酵食品製造
   調理加工品製造
   生食用加工品製造

職種:水産練り製品製造
作業:かまぼこ製品製造

職種:牛豚食肉処理加工業
作業:牛豚部分肉製造

職種:ハム・ソーセージ・ベーコン製造
作業:ハム・ソーセージ・ベーコン製造

職種:パン製造
作業:パン製造

職種:そう菜製造業
作業:そう菜製造業

職種:農産物漬物製造業
作業:農産物漬物製造

特定技能の試験を受ける場合
・飲食料品製造業技能測定試験

日本語条件

・技能実習2号を良好に修了
*職種・作業は問いません

・日本語能力試験に合格(N4以上)

派遣でも働ける?

働けません。直接雇用での就労が可能です。

受入先がやるべきこと

1. 食品産業特定技能協議会の構成員になること

まとめ

今回は「飲食料品製造」についてまとめました。

日本人なら誰もが一人でも口に入れたことがある食品を製造している外国人さんには感謝です。

次回は「外食」についてまとめます。

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