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【最年少女性マネージャーとして、思うこと】 ~20代の若きみなさんへ~

現在株式会社キャリアコンサルティングという会社で、社会人にリーダーシップの基礎教育を指導している。
新卒で入社をしてから約12年、延べ700人以上の20代の教育に携わってきた。


なぜ、この仕事に携わっているのか今日はその想いを書こうと思う。

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(普段より指導育成している20代メンバーたちと。)

●20代が人生を決める

人生において、20代はとても大事な時期である。
大学生までは、頑張ったら評価をしてくれた。試合に負けたって、受験で落ちたって、「よく頑張ったよ」そんなふうに努力を認めてくれた。
ただ、社会人になるとそうはいかない。結果がすべて。結果が出ていない努力は、していないのも同じ。そんな見られ方をする。

社会人は、仕事で結果がでなければ評価はされない。仕事で結果が出ないと、人生は少し息苦しい。

●20代は仕事中心

人生が車だと仮定する。車は4輪車であり、タイヤが4つないとうまく走らない。その4つのタイヤを一つずつ回していくことで、人生はうまく走れるのだ。

その4つのタイヤとは、①仕事 ②家庭 ③趣味 ④公 であると私は考えている。

①仕事
仕事で活躍できると、自分の生活の衣食住は充実する。結果を出したインセンティブでもっといいスーツを着たり、美味しいものを食べに行ったり、少し綺麗な家に住める。自分自身の生活を豊かにしていくために、仕事での成功は不可欠である。

②家庭
仕事で結果を出し、自分自身が自立することで、家庭を持とうと思う余裕ができる。これは男性に限らず、女性もそうと言える。自分自身が仕事で自信がない中で、妻や子供を持つことや、産休や育休をとることは、少し不安ではないか?(そんなふうにシビアに考えてチャキチャキ動くのは、女性の方が多い印象もある)

③趣味
仕事と家庭だけが人生ではない。家庭を持ち子供が大きくなったら、また自分の時間が増える。ゴルフやヨガ、バイクなど、あなたが好きなことを、年を取っても諦めないで欲しい。挑戦できる心と金銭の余裕を持った人生にして欲しい。

④公
最後は、公(おおやけ)。自分や自分の周りだけでなく、地域や社会に対して行動していくと、人生はもっと豊かになる。近所でゴミ拾いや交通安全の旗を振っているご年配のイメージだ。自分の幸せだけでなく、社会やこれからの日本へ貢献していくことは、大きな幸せとして返ってくるのだ。

このように、【①仕事(20代)→②家庭(30代)→③趣味(40代)→④公(50代)】といった人生での4輪を充実することで、もっと豊かな人生になると思っている。

●人生を豊かにするために

そのためにはまず、20代で①仕事のタイヤをうまく回すこと=仕事で結果を出すことが大事だ。とはいえ、大学や会社で結果の出し方、考え方を指導してくれることは少ない。
会社は結果を出す場であって、教育や指導をしてくれる場ではない。管理職や上の立場の人間も、常に指導をしている余裕はない。自分の人生を良くしたければ、自分で努力をしなければいけない。
その中で、仕事で結果を出すためにはどうしたらいいのか・・・?

●全ては因果応報

因果応報:過去の自分が良い行いをしていれば、今度は自分に良いことが起こり、過去の自分が後ろめたいような、悪いことをしていれば、今度は自分に悪いことが起こる、ということ。


結果の反対語は・・・原因である。結果には必ず原因がある。要は、結果を出すための正しい原因作りが大事である。

●原因作りとはなにか?

簡単なことだが、結果を出すための原因づくりとは、実力をつけることだ。その実力とは、リーダーシップの基礎が大事である。実力をつけようと考えると、「業界、商品知識」「論理的思考」「営業力」などそういう目に見えるものを想像する人が多いが、それはあくまでも基礎あってこそ活きてくる。

詳しく話すと、学問は本学と末学との2種類に分かれている。

・本学と末学
(1)本学=人間性、人柄、性格[人としての人格]
(2)末学=知識、スキル、資格[TOEIC、FP、宅建]


もちろん、末学なしに仕事ができるようにはならない。ただ、末学だけで仕事ができるようにならないのも事実だ。本学は、いわば人としての”幹”であり、末学は”枝葉”にすぎない。
幹を育てず枝葉を持っても、何かあればその木は倒れる。(「本末転倒」という言葉も、ここからきていると言われている。)


●リーダーシップの基礎とは?

話を戻そう。実力=リーダーシップの基礎とは、コミュニケーション能力、リーダーシップ能力、対人関係能力、礼儀マナーなど、多岐にわたる。
弊社(株式会社キャリアコンサルティング)では、リーダーシップの基礎を学ぶ【しがく式】という教育システムを作成した。私は人としての魅力、人格を高めるための、本学を教えている。

●まだまだ未来ある20代の皆さんへ

20代は、目先の末学ばかりを学ぼうとする。私も、その一人だった。目先に追われ、本質を見失った時期がある。この後悔を、次世代を担う20代の皆さんにはして欲しくない。

社会で本学を教えてくれる環境は少ない。
だからこそ、末学だけではなく、本学も備えた人財を育成したい。

●「名選手名監督にあらず」

現場で結果をだせても、リーダーとして結果を出すのはまた別物だ。
20代から本学を磨いた人財が育てば、そこから良い影響を与えられる。
20代でリーダーシップの基礎を身につけ、まずは自分の夢、自己実現を果たす。
そして、その若者が憧れられ、リーダーになっていく。
かっこいい20代やリーダーが増えてくれば、仲間や後輩、部下も良い影響を受け、各会社、家庭、地域、日本が良くなっていくはずだ。

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実力のある20代が要職について誠実に働けば、日本は良くなる。
20代や若者は日本の宝。だからこそ今後も、一人でも多くの20代の若者に火をつけていきたい。

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