見出し画像

初観劇のみなさまへのdeステ観劇ガイド

もうすぐあれの季節ですね。
「あれ」とはなにかって? ははは、決まっているじゃありませんか。

『カリスマ de ステージ』
〜おかえり!カリスマハウス〜

以外になにがあるというんです?

楽しみですねえ、楽しみですよ、ついに今月28日からですって奥様!
この一年でご新規様もたいそう増えたようですし、きっと前回の舞台をご覧になっていないかた……いいえ、もしかすると舞台観劇自体初めてのかたも多いかもしれませんね。


そうなると、心配なのはドレスコードですね。
「えっ!? そんなのあるの!?」と思ったかもしれません。驚かせてごめんなさいね。本来そんなもんないです。新国立劇場のQ&Aにも書いてあります。

ただし、他の観客のかたに迷惑をかけるような服装だけはNGということです。
そこだけ気をつければ、あとはなんでも大丈夫。逆にいえば、それを知らずに準備してしまうと意図せず迷惑をかけてしまうかも。

わたしは前回の『カリスマ』舞台化の際まだ観劇経験のない制服着たきり雀高校生だったので、こういう勝手がわからず非常に不安でした。インターネットで基本的なマナーを検索し、震えながら準備しました。
その後初観劇(『ヴァニタスの手記』サンシャイン劇場 ※再演)、二回目(『カリスマ』シアターミクサ)、三回目(『HIGH CARD』シアター1010)と経験し、現場の雰囲気もなんとなくわかってきました。
※オペラも見ましたが団体観劇なのでノーカン

これはそんな観劇ヒヨコによる「最低限これだけは注意しよう」というマストなエチケットと、「プラスでこういうことをすると現場で楽しいよ」という個人的アドバイスのコーナーです。

※当初は服の話だけしようと思ってましたが書きたくなっちゃっていろいろ広げました。

なお、このnoteは基本的に『カリスマ de ステージ 〜おかえり!カリスマハウス〜』を現地(品川ステラボール)で観劇するかたに向けて書いております。別作品、特にオペラなどは一部勝手が異なりますのでご注意ください。
決してこのnoteだけを鵜呑みにせず、他のサイトも参照してご準備ください。全ては幸せな観劇当日のために!



最低限これだけは

まず、どんな現場(観劇の機会)においても共通の「これはアカンで、避けた方がいいで」というものをご紹介します。
最低限のマナーですので、観劇の際にはこれだけは注意してください。「ありがたい」とかじゃなくて、「してください」。

・高さの出る髪型をしない

お団子ツインテールなど、自分の普段の頭の高さを超えるような髪型はNGです。
せっかくの観劇だし髪型含めておめかししたい! という気持ちはわかりますが、盛るタイプの髪型は後ろの人の視界を妨げてしまいます。これは観劇上最も恨まれる行為ですので……絶対に避けてください。

・光を反射するアクセサリー類を避ける

ジュエリーや金属などキラキラした見た目のアクセサリーを頭や顔につけると、照明が反射して他のかたの目を眩ませてしまいます。軽微なものでも観劇のノイズになってしまうので避けましょう。紐状に長いピアスやイヤリングなどの揺れるアクセは特にキラキラします。
アクセサリーが髪などに隠れるかどうか、②キラッキラかどうか、③揺れものかどうか、この三点を軸に当日の服装を選ぶといいと思います。また、つける位置を下げるのも一つの対策になります。

・香水などをつけない、匂いに注意する

劇場にはいろいろな人が来て、全員と何時間か同じ空間で過ごすことになります。原則席は変えられません。そこで発生するのが匂いのトラブルです。
身体の匂いはもちろん、香水もその原因になります。匂いのあるものの使用はできるだけ控えましょう
ただし気にならなければ問題じゃないので、隣の人がつけてきていても即「問題」ではないということは覚えておいてください。また、これからの季節は暑いので汗の匂いも気をつけましょう。

・背を浮かせない。背伸び、クッション持ち込みをしない

劇場の座席は基本的に「全員が椅子に深く座り、背もたれにしっかり背を預けた場合」舞台が綺麗に見えるように設計されています。背を浮かせる、前のめりになる後ろの人の視界を妨げてしまいます。クッションなどの当てもの持ち込みはダメ絶対。普通に座って普通に背を預けていれば問題ないので安心してください。

・無許可の開演前舞台の撮影はNG

開演前といっても、舞台セットは著作権のある著作物です。アクスタやぬいと一緒に舞台を写すと著作権に抵触する可能性があります。公演によっては開演前のアナウンスで撮影を許可してくれるところもあるので、よく聞いて従いましょう。なにも聞こえなければNGだと理解してください。

・応援グッズは規定を要確認

最後に少し毛色の違う話。
2.5の作品では、うちわやペンライトなどの応援グッズの規定に気をつけましょう。作品によっては自作グッズの禁止や公演公式ペンライトのみ持ち込み可のことも。ガイドラインをよく見て、必要に応じてお問い合わせするのが確実です。


プラスアルファでもっと楽しく!

次に「する必要はないけどやると楽しいこと」をご紹介します。2.5系の舞台を想定していますので、一般的な演劇やその他の舞台をご準備の方はご注意ください。

・推しをまとった服装で

いわゆる「概念コーデ」です。
実際に劇場に行ってみると多くの人が推し色やモチーフを取り入れた服装をしていらっしゃいます。バッチバチのおしゃれをキメてくるかたもいらっしゃいますが、おしゃれが苦手なかたも「この一色」と決めて取り入れるだけでいいんです。アイテム一つでも大丈夫。わかる奴だけわかればいい。必須ではないですが、やると一体感を感じられます。あと概念コーデ意識したほうが浮きません。

・リアクションは惜しみなく

面白いときは存分に笑ってください。コールには存分にレスポンスを返してください。恥ずかしがらないことが大切です。観客の反応を演者はリアルタイムで演技に反映させますし、コールを振るときは必ずレスポンスを期待しているのです。シリアスな筋の作品でも笑いどころはほぼ確実に設けられているので油断しませんよう。
演者さんについての事前リサーチもおすすめですよ。以前観た作品に「アドリブで有名な人」がご出演なさっていて、登場した瞬間会場の空気が「(来た……来たぞ……)」になったのが本当に面白かったです。実際すごかった。そしてものすごく上手かった。

・パンフを買おう

会場で売っている公演パンフレット。あれ、買いです。
思い出になるし、カンパニーの皆さんがどのような思いで演じていらっしゃるのかを言葉で知ることができます。わたしは必ず購入。
物語の筋も事前にわかるので、日本語以外での上演の際は絶対に事前購入・事前読みをおすすめします!(ブロードウェイ来日公演やオペラなど) 盛り上がりのタイミングがわかってより楽しくなりますよ!
来日公演の字幕はすっごい!でもそれだけだと心もとないのでパンフなどで予習して行くのがベストです

・アダプテーションを楽しもう

最近は原作のある作品の「舞台化」や「舞台での続編」(ハリポタなど)が盛り上がっています。そこで気になってしまうのが、原作との差異。漫画や小説、アニメなど「原作」の媒体は多岐にわたります。それを「舞台」という全く違う形の媒体へ変化させるのですから、差異は必ず生まれるのです。
この媒体変化(アダプテーション)を楽しめるのも魅力の一つ。限られたセットと限られた演者でどこまで作品を表現できるか。いわば引き算の良さでもあります。原作と全く同じものを観る、というよりは「舞台という媒体との化学変化」「別側面からの新たな魅力発見」を念頭に置くと、演劇アダプテーションの良さを最大限楽しめるはずです!


カリdeステではこんなふうに

最後に、前回の舞台に参戦した経験も踏まえて『カリスマ』の舞台では特にこんな感じ、こうするといいらしい、というのを付け加えておきたいと思います。
前回の情報が多いので、今回のガイドラインやお知らせを併せてご確認ください。

・羽織れるものを持っていこう

ステラボール寒いらしいです。夏の公演なので半袖で来るかたも多いと思われますが、調節できるよう羽織れるものを持っていきましょう。

・腰をいたわろう

ステラボール1Fの椅子がアレらしいので、そうでなくとも長時間座ることになりますから、腰に爆弾をお持ちのかたはお湿布等ご準備のうえお臨みください。先述のとおり当てものは禁止ですのでお持ち込みなさらぬよう。

・応援グッズは公式のみ可

前作ガイドラインでは応援グッズ(うちわ、ペンライト等)は公式グッズのみ可とのことでした。舞台の物販で売っているペンライトのほか、公式イベントやストアでのものならOK、自作は不可
今回のガイドライン及び物販情報はまだ出ていませんがおそらくペンライトがあると思われるので、公式グッズをお持ちでないかたは現地調達が無難です。

・物販は早めに!迅速に!

『カリスマ』関連のイベントは物販が長蛇の列になりなかなか捌けないのが常です。ですから早めに現地入りして早めに並んでおくと吉。買うものも事前に決めて、おつりなしピッタリをすぐ出せるようにしておきましょう。クレジット等も使えるはずですので、その場合もスッと出せるように
涼星さんのブロマイド、マジで秒でなくなります!事後通販も視野に!

・ペンライトは指示があってから点灯

前回の『カリスマ』舞台では舞台パート終了後ライブパートでペンライト点灯可。
注意してほしいのが、歌が始まってもライブパート外だとペンラ使用不可ということ。ライブパートに入るときは必ずアナウンスがあるので、「これよりライブパートです」とのアナウンスのあとに点灯しましょう。迷う必要はありません。ちゃんと指示してくれます。
黄色をつけていると丸山さんがもれなくファンサしてくれるらしいですよ!ホントかなあ!

・コーレスは元気よく

ライブパートではコーレスを求められることがあります。恥じらわず全力で応えましょう。ハレの日にアホにならないでいつアホになるんです。元気よくレスポンスすれば演者さんもさらに楽しくアクトでき、会場の一体感が高まります。
恥は捨てましょう。笑顔でまいりましょう!

・概念コーデ勢多め

2.5の会場全体にいえることですが、概念ファッションのかたがとても多くいらっしゃいます。キャラクターの着ているジャケットをそのままお召しのかたもちらほら。スゲー!
普段そういう服装に拘泥しないかたも、当日だけはなんとなく意識した服で行くと「続々集結する秘密結社構成員」みを感じられて非常に楽しいです。
ただし無理はしないように。髪飾り一つでもアクスタポーチ一つでも概念服装を構成しえます。着の身着のままだって、あなたの胸の中にワクワクがあれば劇場はあなたに扉を開きます。あとチケット忘れないでね。


おわりに

長々と失礼しました。

このnoteの内容はあくまでも観劇ビギナーが個人的に思ったことや感じたことのまとめにすぎないので、マスト・エチケットに漏れがあるかもしれませんし、各項目内容にも誤りや勘違いが含まれているかもしれません。
ですので他のまとめやガイドラインも参照してから観劇なさることをおすすめします。

みなさまの初観劇(ならびに観劇)が素敵なものになりますよう、心から願っております。
チケット忘れないでねえー。交通機関の乱れがありませんようにいー。観客、演者、スタッフ全員が無病息災平穏無事に千秋楽まで駆け抜けられますようにいー。よーおっ!


いただいたサポートは 個人的な記事→個人的なことに 元ネタのある記事→元ネタの公式様に 還元させていただきます。