![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86962391/rectangle_large_type_2_1dbfa474720fa023c3ac066d6c019b34.jpg?width=1200)
秘境を巡るインド旅 <デリーからカトラ編>
こんにちは、
今回はインド、ニューデリー駅からカトラ駅までの寝台列車の話。
ニューデリー駅からカトラ駅までは、寝台列車で約11時間、最終駅で降ります。カトラにはVaishno Devi(ヴァイシュノ デヴィ)という、有名なヒンドゥー教の寺院があり、場所はインド最北部ジャンムーカシミール州に位置します。
ちなみに、ジャンムーカシミールはパキスタン🇵🇰との国境沿いの州ということで、政治的にも不安定な地域であり、外務省が発表する、危険情報ではレベル3= 渡航は止めてください。(渡航中止勧告)に指定されています。
なので、渡航される方はくれぐれも気を付けてください。
デリー駅からAC無しのGN(ジェネラルシート)席に乗り込みます。GN(ジェネラルシート)は指定席ではない為、皆走って席を確保します。
(ちなみに、後々ちゃんと調べて知ったのですがGN席は無賃乗車で乗る人も多いようで、物を取られる危険性も非常に高いそうで、外国人旅行者は基本的に乗らない方がよいそうです、、、。)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86962154/picture_pc_6507791d08311f75a6c5ffb3a17a6b77.jpg?width=1200)
流石にこの90度の座席で11時間耐えるのは、しんどいので駅員さんに声をかけてせめてでも、AC無しのSL(スリーパークラス)に変更してもらおうと考えてました。
なんなら、お金出して1番上の個室でもいいやーなんて思ってたり、、、
インドはお金を払えば何でもできるぐらいの軽い気持ちで、、、。
しかし、結局は全てのスリーパークラス、空き無し。
この時点で深夜12時過ぎ、朝からバックパック背負って移動してたので、疲労と眠気限界。絶望。
駅員さんからは、この列車に乗ってるみんな、朝にカトラ駅に着いてVaishno Devi(ヴァイシュノ デヴィ)に向かうために何ヶ月も前からこの寝台列車を予約してるから、空きなんてないよと。
泣く泣く、元のGLの席に戻りました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86962898/picture_pc_c20df068ef80f2dff259dc0df47f5494.jpg?width=1200)
元の席に戻ると、恐らく無賃で乗っている物乞いのファミリーが引き続き床で爆睡して居ました。
幸いにもシートを一つ使い、足を伸ばした状態になれたものの、眠れぬまま朝を迎えました。
駅到着前、私の荷物を減らそうということになり、ネパールで買ったHimalayaのヘアークリームや歯磨き粉、クラッカーやヌードルなどを11時間共に過ごした、物乞いファミリーにギフトしました。
女の子たちはヘアークリームなど美容グッズにすごく喜んでくれました。
おチビちゃんたちは、M&M'sのチョコやクラッカーに大喜び。次から次へと、手を差し伸べてきてくれました。
そして、やっと着いたカトラ駅は雨。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86962940/picture_pc_1bdf22c3b090eb1eda9bfc456e5a9a55.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86962941/picture_pc_c78034fd1e1c40d265d58070e2074ad8.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86962942/picture_pc_db1fd5a3cf43f88d86e0b5d3d591e985.jpg?width=1200)
朝イチ、駅前でカレーを食べました。
全然食欲湧きませんでした。
そして、レストランに入って気づいたのですが、ここジャンムーカシミールはパキスタンの国境沿いとのこともあり、イスラム教の方々が多い地域。
(ほぼ100%イスラム教の地域と店の人には言われました。)
そして特に、このカトラは厳密な食事制限をしている地域ということで、ベジタリアンは当たり前のこと。
ニンニクや玉ねぎといった食材も使わないそう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86963069/picture_pc_49f3939aa28961ed9b01c695cbe6d120.jpg?width=1200)
その後、近場のホテルにチェックインし、ほぼ丸一日汗まみれで移動した体を洗い流し、爆睡しました。
明日は早朝から、Vaishno Devi寺院までの往復約12時間の山登りがあります。
次の記事では、Vaishno Devi寺院への行き方などを記事にします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?