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新しいカタチの給料システム

年功序列、終身雇用の時代はとっくに終わり、復業・フリーランスが普通になりつつある今の時代にあった新しいカタチの給料(報酬)システムを考えた。

成果が上がれば報酬が増える成果報酬型の給料システム。
ただ、増える報酬はお金ではなく時間。

報酬は全員同じ固定給

全員一律の固定の給料が与えられます。
これはチームの業績、とくに継続収入により変動します。
始めは東京都の最低賃金に合わせて20万円。

「20万じゃ生活できねーよー!」
って人は復業して下さい。もしくは設定以上の成果をあげてください。
後ほど説明しますが、決められた時間内に設定以上の成果をあげた場合は3ヶ月に一度ボーナスが支給されます。

これは、最低限の生活を保障するベーシックインカムのような物と考えてください。
最低限の成果を上げ最低限の報酬で最低限の生活をする。
言葉にするとなんか夢のない話に聞こえますが、夢は手に入れた自由な時間を使って叶えましょう。

与えられる時間とは

時間が報酬と言ってもピンと来ないですよね。
具体的に説明します。

給料はみんな同じなので成果やスキルによって拘束時間が変動します。

ベースの拘束時間は月間200時間。
これは、通常の週5×8時間に加え時間外労働40時間を加えた時間です。
※もしかするとこれだと東京都の最低賃金に満たない可能性があるので多少変動するかも。

これは最大の勤務時間です。
能力や成果によってこの勤務時間が減少します。要は自由な時間が増えることになります。

例)
アシスタント … 200時間/月 時給換算1,000円
アソシエイツ … 150時間/月 時給換算1,500円
パートナー … 100時間/月 時給換算2,000円

3ヶ月の粗利益が150万円を超えた分の40%をボーナスとして支給する。

※アシスタントとかパートナーとかの名称は適当に付けただけです。

分配率について

業界平均の労働分配率40%を基に考えています。
会社とメンバーが対等な立場で仕事出来るように考えた割合です。

これに関しては、全体の業績、特に継続した売上が上がれば分配率が向上します。
最大70%くらいまでは上げられるはず。

なぜこのシステムを考えたのか

本当の幸せってなんだろう?
と考えました。いえ、むしろずっと考えています。
あ、ヤバイやつだと思わないでくださいね。

激務に耐えて高給を取る。
これを否定するわけではないのですが、ここで幸せを感じられるポイントは仕事自体が楽しいから幸せ。
あとは、他の人より稼いでるぜっていうお給料を貰ったときの優越感ではないでしょうか?

幸せというのは、絶対的な物であって相対的なものではないはず。
個々に幸せを感じるポイントは違うと思います。

例えば、バリバリ稼いでいたキャリアウーマン(古い?性差別?)の女性が結婚し子育てをする。
「あんなに稼いでいたのにもったいない」
という人もいれば
「結婚と子育てという幸せをつかんだね」
という人もいると思う。
これに関しては人それぞれの価値観であり、いわずもがな本人の価値観が唯一の正解である。

このシステムだと、稼ぎたい人はバリバリ成果を上げて報酬を得ればよいし、それ以外の部分で幸せを感じる人は最低限の仕事をして自由な時間を大切に使って欲しい。

こんな人に向いてるかも

○Web系のフリーランサー
そういえば説明してませんでしたがWeb系の会社です。
ホームページ制作をメインにしています。

ウェブデザイナーやエンジニア、ディレクターやライターなど、フリーランスの人は、固定の安定した収入を得ながら自分の案件を増やしていけます。

○子育て中のママさん・パパさん
結婚・出産を機に仕事をリタイヤしたママさんパパさんも向いているかもです。
月100時間の勤務時間は20日で割ると一日5時間。お子さんを保育園や幼稚園に送った後、お迎えまでの間にパート感覚で仕事が出来ます。

○スタートアップ
何か新しいサービスを開発中でまだどこからも出資を貰っていない状況でのスタートアップの人も向いてるかもです。
売上はない、ただ開発する時間が欲しい。
そんな人は最低限の仕事をして、それ以外の時間を全て開発に向けることが可能です。

雇用形態

雇用形態は2通りあります。

○契約社員
契約期間は3ヶ月です。
3ヶ月毎に待遇の見直しをします。

社会保険・厚生年金などがつくので手取りは16〜17万円。

○請負契約
消費税が付加され源泉徴収をしますので手取りはほぼ20万円。

まとめ

N高やゼロ高などの新しいカタチの高校は、高校卒業の資格を得る時間は最低限に抑えられているとのこと。
それ以外の時間は、進学したい人は勉強をプログラムを勉強したい人はプログラムの勉強に充てているらしいです。
これは、とても素晴らしいシステムだと思います。

それに習ったわけではありませんが、これからの時代にあった新しいカタチの給料システムを考えてみました。

幸せを得る為にはお金が必要かもしれないけど、幸せを得る時間も必要だよねってこと。



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