介護の知識②定年後に何をするのか?

私はケアマネとして、高齢者の方の要支援・要介護の方に在宅で生活をするために、介護サービスを利用して支援をしているのですが、

最近では、娘と娘と同居している家族も多くいます。

その中で要介護の方と一緒に住んでいる60代前半の息子がこんなことを言っていました。

「私は、エンジニアとしてかなり長く会社に勤めて、定年になったのですが、まだまだ身体は元気なので、他の会社で派遣でもバイトでもいいので、70社くらい面接に行ったのですが、最終面接まで行ったのは1社のみ。しかも最終的には面接に落ちました。。。」

仰っていたのです。
この話しを聞いて、エンジニアの経験も長く、知識もそれなりあるのに、
60代の年齢だけで落とされる。。。

しかも見た目も、頭もしっかりしていて、若いのに、もう年金生活?!
と、正直思いました。

職種を探せばあるとは思うのです。
駐車場の警備や介護士など、、

ただ、全くの職種を変えて、バイトとして働くというのは、プライドが許せなかったり、やりたくないという気持ちが強いのかもしれません。

だからこそ、サラリーマンの方は
・仕事をしながら他のスキルを高めておく
・人脈を作っておく
・長く働ける仕事を見つけておく

仕事があるからといって、定年まで目の前の仕事しているだけではなく、
上記のことを意識はしておいた方が良いと思うのです。

私も、本業は元気であれば80歳くらいまで働ける職業だし、この仕事がなくなったとしても、他のスキルを身に着けておいて、バイトでも良いので、働ける知識は身に着けておこうと思っています。

定年後はとても長く感じ、気持ち的に孤立感、焦燥感や怒り、絶望した気持ちになる可能性があります。

すると、家族にイライラしたり、周りに対しても、 ネガティブな発言をしてみたり、

最後の最後で嫌な気持ちで過ごすことになることだけは、嫌です。

だったら、今元気なうちに、
・老後、年金や貯金(今2000万円は必須なんて言われているけど、本当なのか?)だけで過ごせないのが分かっている。
・定年が早期なのが分かっているのならば、
第2の人生として、どうしていきたいのか?ということを、少しだけでも考えておいた方がいいと思うのです。

年金が少ない少ない!国がどうにかして!と言っていても、何も始まらないのです。

自分で行動をしていなければ、誰も答えは教えてくれないし、教えてくれたとしても、あなたの正解になるのかも分からないのです。


どうしたら、老後も幸せな生活を送れるかな?と考えた時、
まずは、

・生活が安定している。
・健康でいる。

という最低限の答えが出た時に、では、そこから何かをしていけば良いのか?逆算をしていけば、自ずと、今何をすれば良いのか分かってきます。

まずその一歩は何から始めてみますか?

読んでいただきありがとうございます。



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