認知症を脳科学から見ていくと・・・
たまには本業ケアマネでよく受ける、疾患である
「認知症」について自分自身、振り返りとして学びたいと思います。
認知症になるといろいろなことを忘れて、夕方になると外に出始めるとか、
認知症になると人格が変わってしまうのではないか?
と心配になると思います。
そこで、科学的には人格がどんな変化があるのか見てきたいと思います。
脳科学で人格指標としてよく使われるもので
Big5というものがあるそうです。
人格には開放性、誠実性、外向性、神経症的傾向
などがあります。
言葉とおりの意味をもっているのですが、自分がそれぞれ、どれくらい強いのか点数をつけるというものです。
例えばアルツハイマー型認知症の診断前、診断後ではBig5がどう変化するのか?
ある研究によると、好奇心があった方が何もしたくないと、
解放性の低下
全体に約束を守っていた方が約束を破る
誠実性の低下
人に会うのが好きだった人が会おうとしない
外向性の低下
人と上手くやれなくなり
協調性の低下
いろいろなことが不安になり、妄想的になってしまう
神経症的傾向の増加
が多いことが分かったそうです。
ではなぜこのようなことがおこるのか?
アルツハイマー型認知症では初期に海馬が委縮することが多く、新しいことを覚えることが、難しくなります。小さなことで不安を感じ、ときには妄想的になるというのが神経症的傾向で、認知症になると、この傾向が強くなります。
それは海馬の傷のせいで、毎日何かを忘れ、人に険しい顔を向けられてしまうからです。
「認知症で徘徊するようになった」というよりかは
→「海馬の傷のせいで自分が失敗をすることにより、不安になることが増え、居場所がないと感じることで起こりやすくなる。」
と理解をすれば、怒るよりももう少し優しい気持ちで受け止めてあげられると思うのです。
私は利用者の半分が認知症の利用者を抱えていますが、
・家族からイライラする。
・もう虐待行為になっていないか心配、
・今後、面倒なんてみれない。
とネガティブな発言を多く聞かれます。私もできるだけ傾聴をし、必要な介護サービスは入れていきますが、
ケアマネとしても認知症の症状だけで把握するのではなく、
なぜ、そのような行動や発言をしてしまうのか?たまには脳からくる学びを知っておくだけで、家族の方に説明ができ、少しでも気持ちを穏やかにしてもらいたいと思うのです。
さて、今日は夫が九州に出張があり、子供と3人でGWを過ごす予定です。
長男は中学生3年生でだし、下の子小学5年生はどこにも行きたくないというのですが、
兄弟でプール、トランポリンには行くそうです💦
せっかくの休みなので、夜ご飯は食べに行こうと思っています。
今日はラーメンを食べに行きます。私は激辛ラーメンです!
太らないために、ランニングをした後は、一人で江の島に行こうかな~悩み中です!
読んでいただきありがとうございます。
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