雑司が谷鬼子母神・御会式2023
雑司が谷鬼子母神・御会式(おえしき)
開催日:2023年10月16日(月)~10月18日(水)
御会式は日蓮聖人の忌日(命日)の法要として江戸時代の会式詣から始まったと云われ、幕末・明治期に成立した講社による練供養が継承されています。
法明寺では10月13日に宗祖御会式を行いますが、別に10月16日~10月18日の3日間、鬼子母神御会式が開催されます。幻想的な秋の風物詩で万灯練り供養は平成27年に豊島区の無形民俗文化財に指定されています。
ちなみに万灯(まんどう)とは、日蓮聖人が亡くなられた時に庭先の桜(お会式桜)が時ならぬ華を咲かせたという故事から、紙で作られた造花をお会式桜に模し、灯明輝く宝塔を飾って作られたものです。
雑司が谷鬼子母神の御会式万灯練供養は、雑司が谷を中心に20以上の講社が団扇太鼓などをたたき、纏(まとい)を勢いよく振り回しながら進んで行きます。
その後を両面太鼓がリズムよく曲目を奏でながら進み、最後に万灯が練り歩きが続いていきます。その一連行列が講社ごとに鬼子母神堂へ参詣する行事です。
雑司が谷の人々にとって、大人から子どもまで参加することが出来る地域行事になります。この行事は地域の歴史と文化を理解する上で欠かせない重要な民俗文化財です。
今回4年ぶりに完全開催となり、地元の人々や外国人の方々などが押し寄せていました。(撮影日:2023年10月17日)
ふだんは静かな雑司ヶ谷の街一帯ですが、この期間だけは街中に太鼓が響き渡り、参道や境内には処狭しと屋台が広がり、子供達の歓声が広がります。
夜祭なので、御会式万灯練供養の開始は午後7時~午後7時半ですが、この時ばかりは夜遅くとも子供の声が神社境内に響き渡ります。
目の前で観る纏は躍動感激しく、観る者を驚かせていました。
また、万灯の光り輝きは幻想的で、桜舞うようなイメージ感が有り素晴らしかったです。
こちらは鬼子母神境内の中にある名物の駄菓子屋さんです。普段は子供の立ち寄り場所も、この日は大人も大勢立ち寄っていました。
鬼子母神堂に参拝しようと、多くの人々が訪れています。
鬼子母神堂の横には、纏が飾られていました。
境内には、多くの露店が立ち並んでいます。大人から子供まで大賑わいです。
さあ、御会式万灯練供養がはじまります。境内では立ち止まっての見学が禁止と云うことで、境内の入口付近で待機します。
先頭の団扇太鼓に続き、纏を勢いよく振り回しながら進んきます。
両面太鼓と共に、後方に万灯が続いています。
万灯が目の前にやってきます。
講社ごとの灯明輝く宝塔として楽しめる御会式万灯練供養です。
夜遅くまで団扇太鼓が続きます。
万灯練り供養の行列が収まると、静かな日常に戻ります。
是非、来年も参拝させて頂きたいと思います。
次回は、動画も撮影しましたので、公開させて頂きます。
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