永遠の｜ÉTERNEL｜
「それ自体において、変化したり、年をとったり滅びたりすることのできないものを、永遠なものという。崇高な友情は、それが偶然にしか、またそれ自体とは何の関係もない出来ごとによってしか、傷つけられえないという意味において、永遠のものである。愛は永遠であると自ら主張する。算術や幾何学のような最も確実な思想も永遠である。これに反して持続ということは、それ自体において変化し老いてゆく凡てのものに本質的なものである。永遠のものの全体を神の中に集めるという考えは、厳密に言えば証明にはならないが、合理的である。他の永遠のもの、友情、愛、算術などと同じように。」
アラン『定義集』 森有正 訳
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