【052】Today’s Branding Topic
今日は、ブランディング×採用について。
『リブランディングによって、採用に関して効果がある』というお話です。友人の郭さんから紹介してもらった事例です。
人不足と呼ばれる昨今、採用ブランディングという言葉を耳にする機会が増えました。リブランディングの仕方がユニークな事例をご紹介します。茨城にある相鐵株式会社は、2014年に創立50周年を機に、「ブルーカラーの仕事に誇りを持ち、前向きに働いてほしい。そして50周年の節目で社員たちを喜ばせたい」ということで、「会社の価値を改めて言語化」するリブランディングをされました。キャッチコピーが、「相鐵の仕事を、スポーツに。」を掲げました。コピーの意図は、社員のパフォーマンスを上げるためには、細かく指示を出すのではなく、大きなルールだけ決めて、あとは自分たちで考えながら動いてもらうということ。そこが、スポーツの「監督」と「選手」の関係のスポーツに近いと思われたそうです。そこで、コーポレートカラーを設定、各工場の名称は「~スタジアム」に変更。従業員のロッカーは、欧州のサッカークラブをモデルにしたそうです。さらに各部門の社員に密着したムービーを制作。
リブランディングの効果として
●取引先は、約2倍弱に増加。
●社員数は、約1.5倍に増加し、人事採用に苦労することがなくなった。
とのことです。
取引先が増加したのは、リブランディングのPRによって認知が拡大したことが好影響を与えたでしょうし、社員を大事にする社の姿勢が、人事採用にも同じく好影響を与えたと思われます。従業員満足度が顧客満足度につながりますが、好循環を作ったケースではないかと思います。