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【098】Today’s Branding Topic


今日は、倒産の危機からリブランディングによってプロダクトをリニューアルした陶磁器メーカーのマルヒロを取り上げます。

波佐見焼は、長崎県の中央北部に位置する波佐見町付近でつくられる陶磁器です。長らく隣の町の有田焼という名で合わせて販売されていたため、世の中の認知は低いものでした。2000年頃に産地尾偽装問題による生産地表記の厳密化で、波佐見は有田焼の名称を使えなくなり、それ以降新たに「波佐見焼」の名前で販売を余儀なくされ、売上が大きく下がりました。

マルヒロは工場を持たない陶磁器メーカーでしたが、 陶磁器ブランド「HASAMI」を立ち上げ、そこで販売したマグカップが大ヒットしました。マグカップをカラフルな色の組み合わせ、買いやすい価格帯にして、アパレルショップにもマッチするテイストにしたことで、販路が大きく拡大しました。

マルヒロは自社の売上の増加のみならず、波佐美焼への認知向上にも大きく貢献しました。さらに昨年、波佐見町内に敷地面積約1200坪の、大人と子どもの遊びの場の公園を作り、地域への貢献もしています。

HP:https://www.essepartum.com/