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【083】Today’s Branding Topic

今日は循環型の社会を目指すパーパスブランディングのアパレルの事例について取り上げます。

業界によって、環境・社会負荷の測定ツールがありますが、アパレル業界には、サステナブル・アパレル連合(SAC)が開発した「ヒグ・インデックス」というものがあります。「ヒグ・インデックス」は約1万8000社が活用するというツールで、日本ではファーストリテイリング、アシックス、東レ、帝人などが導入しており、そのひとつが、「オー・ゼロ・ユー(O0u)」というブランドです。

「オー・ゼロ・ユー(O0u)」は、環境負荷が高い素材選びにおいて、すべての商品にサステナファブリックを使用しているとしています。経済的利益も確保するためには、実店舗を持たずEC専業に特化し、またいくつかのモデルは完全受注生産商品、全体の1~2割はユニセックスとして打ち出し、より汎用性を高めていくコストダウンの努力をしているようです。

ただ、生活者は社会的な貢献をしているからそこの商品を購入するという人(いわゆるエシカル消費)は、まだ少数のようです。そもそも機能価値、情緒価値があることが必要ではないかと思います。

HP:https://www.essepartum.com/