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【185】Today’s Branding Topic


今月は2回祝日があり、そのひとつが秋分の日。お墓参りをする方も多いかと思います。おそらくこの時期も需要が伸びそうなのが、お線香。経済産業省の「工業統計調査」によると、線香類の生産量は2018年で288億円となっています。本日は線香の薫玉堂を取り上げます。

薫香業界市場はある調査によると、日本香堂、カメヤマ上位2社のシェアが約6割という寡占市場です。生産地は全国生産量の7割を淡路島が占めるとされています。進物線香の需要はお盆が高く、購入の際に重視するポイントは「価格」と「香りの種類」のようです。

薫玉堂は、安土桃山時代文禄三年(1594年)、京都西本願寺出入りの薬種商として創業しています。(HP参照)日本最古の香老舗です、

仏壇のない家が増えたり仏事が減ったりして、線香の市場だけでは成長が難しいのも事実だ。そこで、室内香など、日常的に使うことができるお香が開発し、市場を拡げていくことが必要です。それは、薫玉堂に限らず、薫香メーカー各社ラインナップの拡げています。

薫玉堂は、自社を「御香調進所」という昔の自社の看板としていた領域を「香りの専門家」と再定義し、香りの総合ブランドを目指しリブランディングししています。商品のラインナップも、ルームフレグランスや石鹸、バスソルトにまで拡げています。

HP:https://www.essepartum.com/