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歌月の日記「梅雨の月 五句」 230617

もうすぐ新月なので月は見えないが、この前、真夜中に月が見えた。
エルニーニョの梅雨空に。

いいじゃないか、俳句を詠もうっと。

歌月になりすまし詠んでみる。

ポン!
ポン!
歌月





梅雨の月

傘回し花下駄鳴らす梅雨の月

送るよと梅雨の月夜のまわり道

ひんやりと土手の階段梅雨の月

梅雨の月いつもの匂い河川敷

梅雨の月眺め静かの二人おり

歌月



祭りの後、駅から下駄履いて帰るふたり。
女は花下駄で、男は、ただの下駄。
カランコロンと夜道に響く。

雨上がりの月が女を少し戯けさせ、肩にした傘を回わさせた。

それを見た男、最初から送るつもりだったくせに、あえて「送るよ」と言い、少しまわり道して川土手を歩く。

しばらく歩くと階段がある。土手から河川敷への階段はひんやりしてた。
男が月を見ようと、乾いてそうな所に座わろうとすると女はハンカチを敷いてくれる。でも二人で座るには小さい。
…。


えーっ
どうしょ

なんて、物語風に俳句をひねってみた。



ふん。

男と女とは犬だが、

なにか?


サマーカット!

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