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産んでくれてありがとう

地球でお過ごしの皆さん、いかがお過ごしでしょうか。今回は”親への感謝”というテーマでお話させていただきます。皆さんも生まれてきたからには必ず親が存在しています。中には肉親ではない人に育てられたという方もいるかと思いますが、ここではそれら全ての存在を”親”と定義させていただきます。

1日に何回ありがとうと言っていますか?

皆さんは自分が1日に何回”ありがとう”という言葉を発しているのか数えたことはありますでしょうか。”ありがとう”という言葉を発した分だけあなたは人やモノなどの何かに感謝しています。ここでいう発するとは、口にしないまでもあなたの心の中での呟きでも構いません。根気が必要ですが、一日中数えてみると、意外と自分が思っているより少なく感じる人が多いと思います。私自身1日に1000回はいくだろうと思って数えてみたものの、100回もいきませんでした。私は自分が思っているより感謝をしていませんでした。そこで気づいたことがあります。それは、私の周りには沢山の大切な人やモノ、環境が広がっているのにもかかわらずそれが大切であればあるほど”当たり前”となっていることです。”当たり前”となってしまっているものに対しては、感謝の気持ちがあるのにも関わらずそのことすら忘れてしまっています。

”当たり前”に感謝することから始める

私は感謝することの大切さを自分ではわかっているつもりでしたが、本当の意味ではそうではなかったということに気がつきました。そこで、私にとって”当たり前”になってしまっているものは何だろうかと考えました。そして、一番に思いついたのは”親”でした。親という存在は私が生まれた時からずっと存在していて、私のことを愛してくれていて、なおかつある一定の年齢までは一緒に過ごす時間が一番長い存在でもあります。私はあらゆるものへ感謝の気持ちを育みたいと思った時、まずは親に感謝しようと思いました。

なかなか言えない”ありがとう”のたった5文字

私は親に”ありがとう”といざ伝えようと思った時、恥ずかしくなって言葉にすることができませんでした。なぜ相手も言われて嬉しい言葉であり、自分も伝えることで喜びを得られる言葉である”ありがとう”のたった5文字が目の前にいる親に向かって伝えることができないのか不思議でした。ここで私は自分が感謝の気持ちを伝えるという簡単なことが、今まではできていなかったということに気がつきました。もちろんお店の店員さんが丁寧な対応をしてくれた時などは”ありがとうございます”と伝えてはいましたが、私の最も大切な人に感謝の気持ちを伝えるということができていませんでした。私はそんな自分が虚しく感じました。

感謝するにも勇気がいる

私はそんな自分を克服しようと決心しました。感謝の気持ちを伝えるだけなのに、こんなにも勇気がいるということを初めて知りました。私は夕飯を囲んであ食べ始める前に、そこに座っていた親に何の前置きもなしに「お父さん、お母さん、私を産んでくれてありがとう。」と伝えました。なぜだか私の中から涙が溢れ出ました。2人は「そう言ってくれてありがとう、生まれて来てくれてありがとう。」と涙をこぼしながら言ってくれました。その空間にあっという間に感謝の気持ちと幸福感に包まれました。私はここでも気づいたことがありました。それは、”私たちは感謝し、感謝されるために生まれてきた”ということです。これ以上に私達に幸福を与えてくれるものがあるでしょうか、私は無いと思います。

ここまで私の体験をもとに感謝するということの大切さについて書いてきました。皆さんもたった一度でも親に”産んでくれてありがとう”と伝えてみてはいかがでしょうか。

ここまでお読み頂き誠にありがとうございます。

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