見出し画像

能力がないんじゃなくて、発揮できていないだけ。

「私には人より優れた能力なんて一つもない。だから自分にも期待していないし、もともとない能力を探すことに努力をしても意味がないと思ってしまう」


これは先日、無料カウンセリングを担当させていただいたお客様がおっしゃっていた言葉です。

極端だな...って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大なり小なり同じようなお悩みをうかがうことは少なくないです。

たしかに本当に「能力がない」のであれば、それを見つけることはできないし、それを伸ばすことも、育てることもできません。でも「能力がない」ことと、「能力を発揮できていない」こととは大きく違います。

子供の頃は何でもできるような気がしていたのに、色々なことを知り、色々なことを経験する中で少しずつ「〜できない」というバイアスがかかってくる。

現実を知った、と言えば聞こえは良いかもしれないけど、自分には能力がないと思い込んで、自己否定を繰り返したり、自分を武装するために資格とかスキルを身につけなければという強迫観念に取り憑かれていたりする。

でも多くの場合、能力がないんじゃなくて、能力が発揮できていないだけなんです。

これをわかりやすく表現すると....

発揮される能力 = 持っている能力 − 障害

例えば、「人前で極端に緊張してしまって、うまく話すことができない」という方でも、親しい友人との会話では、あれこれ考えることなく自然に話すことができていると思います。

ということは ”話す能力” は持っているけど、「失敗したらどうしよう」「うまく話せなかったら自分の評価が下がるかもしれない」というイメージがそれを妨げているだけなんです。

つまり障害になっているのは、頭の中のイメージとか言葉。それだけです。

それをきちんと認識できれば、能力を引き出すために努力をしたり、発揮されやすい環境を選択することもできると思います。同時に、頭の中を整理すること=能力を発揮するための状態管理とも言えると思います。

自分の中で芽生えたものを実現してあげられるのは自分だけだし、また無視したり、無かったことにもできちゃうのも自分だけです。

他人の期待に応えるのではなくて
他人と比べるのでもなくて
他人のように生きるのでもなくて
自分のやりたいことをやるのが人生です。

外から植え付けられたものではなくて、
内から湧き出てくるものを尊重して欲しいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?