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人は理解しても納得しない?人を動かすために必要な能力は〇〇

リモート勤務の方々も増えていると思いますが、明日にも緊急事態宣言が出るとのことで、より一層経済も厳しい状況になりそうですね。でもこういう時こそピンチをチャンスと捉えて、自分たちにできること、今だからこそできることを考えて日々を有意義なものにしていきたいです。

「物は考えよう」とはよく言いますが、物事をポジティブに捉えるか、ネガティヴに捉えるかは、その人の考えや思想、ストーリーによって変わります。

逆に言えば、自分の中に多種多様な思想・ストーリーを持っている人は自分の意思でポジティブにもネガティヴにも考えることができると思っています。

今回は自分が大事にしている「ストーリーを語る」ということについて、ちょっと書いてみようと思います。


「ストーリーを語る」ってどういうこと?

まず最初に「ストーリーを語る」ということの定義ですが

相手にとって現実感のあるストーリーを疑似体験することで感情を動かし、行動を影響を与えること

だと私は思っています。自分のストーリーを語る(≒自己開示)ことで信頼関係を築きやすくなりますし、これによって色んな解決できる課題は色々あると思います。

【issue.1】 自分が思っている以上に相手には伝わらない

エージェント時代に痛感したことですが、全力で伝えているつもりでも相手には全然伝わらない。これに関しての詳細はこちらのnoteに書いてあるので割愛させていただきますが、ストーリーを語ることでだいぶ解決できました。

【issue.2】 人は理解しても納得しない

マネジメントする立場になるとすぐにぶつかる壁じゃないでしょうか。正論をぶつけているのに全然納得してくれない。これはなぜか?

理解は頭、納得は感情

だからです。さらに言えば、感情がないと行動もできません。「本は読んだ方が良いとはわかっているけど、なかなか手が動かない...」というのはまさにこれです。

もう少し具体的に説明すると、人が意思決定をする際の土台になるのは、事実に対する自分なりの解釈であって、事実そのものではない。つまり、人の行動を変えたければ、事実に対する意味づけが変わるような新しいストーリーを語る必要があるということです。これを意識しているか、意識していないかでマネジメントの質は大きく変わってきます。

”なに”を言うかではなく、”どのように”語るか、そして聞き手に”どういう”人間だと認識されているか、を考えた上で、背景からちゃんと意味付けできるとベストです。そうすれば、聞き手は苦しいこと大変なことでも意義あるものだと位置付けられると思います。

【issue.3】 感情の浮き沈みが激しい

感情表現が豊かなこと自体は良いことだと思っていますが、仕事をする上で一喜一憂してしまうのはネガティヴなシーンの方が多いと思います。

ただこれも事象に対しての解釈の仕方によって心理状態って変えられるはずです。つまり冒頭にも触れたように、自分の中にストックしているストーリーの数だけ物の見方、事象の捉え方があるので、メンタルをコントロールできると思います。

どうやって養うのか?

これはシンプルにどれだけ多くのストーリーに触れたか?だと思うので、論理的思考とか地頭とか関係ないと思います(話し方のコツはありますが...)。色んな人の話を自分の中にストックしていく。ちなみに私は本から多くのストーリーをストックしています。

自分一人でできますし、短時間に多くのストーリー(≒考え方)をストックできます。これは人を動かす、自分を動かす上で欠かせない要素だと思います。


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