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9日目。生協のなかった時代を空想する

便利なものに囲まれて生活していると、ついそれがなかった時代のことを忘れてしまう。

私自身、最新の機器や道具を使い倒すのが仕事でも趣味でもあるので、未来の方向に意識が向かいがちだが、今日の出来事を振り返りつつ、そのモノがなかった時代を空想しよう。

100日続けてみようと思います。9日目。

近所の生協に買い物に行く。神戸生協。近くにあり価格も手頃だということで利用しているが、そういえば、スーパーと生協と何が違うんだっけ?と素朴な疑問が湧いてくる。たしか、神戸生協は日本の生協の中でも先駆けだったと聞いたことがある。

生活協同組合コープこうべは生協の父・賀川豊彦の指導のもと、1921年(大正10年)に誕生しました。

https://www.kobe.coop.or.jp/about/organization/history.php

コープこうべがなかった時代をと思ったら、私が生まれたときからあったので、なかった時代は想像するしかない。

歴史を調べると最初はしょうゆの製造を始めている。小売じゃないんだ。だからオリジナル商品も多いのか。一般的なスーパーのOEM商品は売れている商品を自社のPBに置き換えるが、そういうスタートではなく、ものづくりからスタートだったのか。戦前のスタート。モノの供給がまだまだ不足していた時代から始まり、そのあとお店が登場している。

念の為にしょうゆの歴史を調べてみると、キッコーマンのページに辿り着く、工場見学もやっているようなので、機会があれば行ってみよう。

本題に戻ると、牛乳パックのリサイクルを始めたのが1990年でリサイクル回収の第1号、翌年の1991年、飲料缶・トレイ・ペットボトルのリサイクルも始めている。

花王との洗剤などの詰め替え容器リサイクルの取り組みも神戸生協が協力しているのもそういう背景もあったんだなぁ。全国の生協の中でも先進的なのかもしれないな。
最近のコープの取り組み(キャッシュレス対応やポイント、電子マネー導入)をみていると、それほど新しい取り組みとは思わないけれど。


生協ができてなくなったものというと・・・モノがないという状態か。
もう少し進めると、サービスがない、有形無形の提供するモノがないという状態に戻るということか。

で・・・そう考えると、生協でなくなったものは、日本の社会が進んで他でも代替できている。近所にあるから利用しているわけで、他の店でも大丈夫な時代になっているということか。

キーワードは、代替か。


ビジネス書作家 美崎栄一郎
https://note272.net/

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