会社で働くことは実験に等しい
私は社会に適合できるらしい。
今年の4月から新卒として働いているが、遅刻は一回のみ。それも電車の遅延。欠勤は一回もない。
当たり前田のクラッカーと言えば、それで終わりだが、大学生の私を振り返ってみるとそうでもないのだ。当時の私は、友達との約束をドタキャンすることもしばしばあったし、バイトに関しても連絡せずに休むことが半年に一回はあった。連絡して休むことは三ヶ月にいっぺんぐらいはあったかな。
そんな自分勝手をしていたから、大学を卒業して、会社でしっかり働ける自信なんて三割ぐらいしかなかった。多いのか少ないのか分からないけど、少ない方じゃないかな。
だから、新卒で働くことは自分がどこまでちゃんとした社会人として生きられるか試すこと、いわば実験だ、ぐらいの気持ちで働きはじめた。
社会人をなめていると言うならば、それは仕方がない。だが、自分の新しい可能性を試しているのだと言えば、いくらか聞こえがいいだろう。
失敗するだろうと思われた私の実験は、冒頭で述べたように案外順調に進んでいる。仮に第一段階をクリアしたと言えるならば、第二段階では何を目的にすればいいだろうか。
仕事とプライベートの両立?
最近、プライベートにも余裕が出てきた。私の趣味は本を読むことだが、大学生活をしていた去年と比べて、本を読む量はほとんど変わりはない。社会人は、読書する時間もとれないかなぁと予想していたが、全然そんなことはなかった。むしろ、大学生の時より読書に対するモチベーションが上がっている。(他にやりたいことがないから。)
視点を変えて、精神的な面で充実しているのか考えてみよう。
うーん。今の生活はお金にある程度余裕があって、初めての一人暮らしにも慣れてきたころだけど、めっちゃ楽しいと言えるものではない。どちらかと言うと、毎日が淡々と進んでいく感じ。仕事に行けば、あと何時間で業務が終わると毎日のように考え、仕事が終われば、次の休みまで後何日という別のカウントダウンが始まる。人生楽しんでるぜ、やっほい!という楽しさはない。好きな場所に行って、静かに本を読んでるときが今は一番楽しいし、幸せを感じる。
どうしたら、もっと人生を余すことなく楽しめるかな?
私は毎日同じ場所に、時間を守って通うことができるらしい。たまに苦に感じるけど、朝にお腹が痛くてトイレから出られないほど嫌にはならない。仕事に行くの面倒くさいなぁと思うけど、行ったら行ったで、真面目に目標を持って仕事をしている。じゃあ、次はどんな実験をしたら面白いかな?
苦にならない仕事をどれだけ続けられるかって、耐久戦はしたくない。今、それに持ち込もうとしている自分が心の中にいるから、それは危ない。良くない傾向である。
この仕事の中でどれだけ、自分らしく働けるかを極める?うーん、なんだか曖昧だ。というか、実験の軸が一般的に言う普通なことができるかっていう軸になってるから、良くないね。仕事ってなんでするんだろう?
自分の生活を維持するためっていう理由が、四割を占めているね。他には?
何かを学ぶため。知らないことを知るため。出来ないことを出来るようにするため。自己成長のためっていう理由が六割かな。
これは見栄を張りすぎ?なんとなくっていう理由が八割を占める可能性も無きにしも非ずんば〜。なんとなくっていう自分にとっては良くない理由も、六割ある気がするなぁ。
今の仕事を辞めるほどのやりたいことは、ない。けど、仕事を辞めたら辞めたで、始めてみたいことはあるっちゃあるなぁ。
何にもまとまらなかったけど、とりあえず今日のところは終わりにする。今日も仕事、がんばろう。
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