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kaeruconet
【詩】 初恋温泉街
独特な匂いが鼻をついた
ぼくは地の底からの熱を感じていた
映画のセットのような温泉街
男だから女だから
だからだから
だからカラダだから
とか言いだす前の
かつての日本のような温泉を
みな一緒に楽しんでいる
オレンジがかった
街のあかりが美しい
ぼくは下駄を
カラカラ鳴らしながら
湯を巡った
温泉ギライで有名な
詩人のS氏が
打たせ湯に打たれている
ぼくは思い切って
S氏に悩みを打明けた
「どうしてなんでしょう?
すずって音をきくと
胸がドキドキするんです」
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詩集 マチ子の欠けら
320円
途中まで試し読み出来ます♪ 全25篇。 noteという街の中に、不思議な〈マチ〉を作りました。この〈マチ〉が、どうかあなたの心に届きますよ…
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