見出し画像

23.01.23 できないことに挑戦する

・子どもたちを見ていると、苦手だからと言ってやろうとしない、1~2回やってできないとすぐやめてしまう子が多いなぁと思う
こま回し、鉄棒、縄跳び、などなど
できるまで何回も練習する、新しい技に挑戦するという姿勢がある子とない子で、二極化が激しい

便利、わかりやすい、誰でもすぐできる、コスパ、タイパ
そういうことが重視される今の世の中が、子どもたちの遊びにも影響しているのかもしれない

できない姿を見られるのはカッコ悪い
試行錯誤は時間の無駄
苦手なことをがんばるなんて非効率
最初からある程度できる・簡単に上達できるゲームの方が楽しい
ゲームをしながらYouTubeを見ればさらに効率がいい

そんな子どもたちを見ていて心配になってしまう私は時代遅れだろうか

できないことはカッコ悪いことじゃない
できなかったことができるって楽しい
新しいことにチャレンジするってわくわくする
そんなことをもっと伝えたいなぁと思う

・そんなことを思っていたら、今日、こま回しに挑戦した男の子がいた
私がやっていたのを見て僕もやると言って、でもひもでは回せないからと言って、手回しで遊んでいた
この一歩を次につなげたくて、このチャンスを逃したくなくて
慎重に、興味をひくようにやって見せ、言葉を選んで声をかけると、ひもでやってみると言ってくれた

ここからが勝負
できないからやーめた、にならないように
できた!楽しい!を感じてもらえるように

彼は何回も失敗をくり返して、でも諦めずに、だんだんとひもを上手に巻けるようになった
でも回すのは難しくて、ついに「やーめた」と言った
巻けるようにはなったし、また今度やるかもしれないと思って、引き止めはしなかった
そうしたら、わりとすぐ「やっぱりやる」と言って戻ってきて、最後にはなんと、回せるようになった
表情はあまり変わらなかったけど、きっとめちゃくちゃ嬉しくて、楽しかったと思う

・あまり子どもを動かすとか敏感に察知するとか得意じゃない、プロフェッショナルじゃないただの大人だけど
今日の私は、彼の一歩を丁寧に拾えた

つながってよかった
楽しくてよかった
また次にもつながっていくかな
そうなったら嬉しい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?