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リアル脱出ゲームから学ぶ~リアル脱出ゲーム「シン・ゴジラからの脱出」で"総務省の人"として参加してきたよ

目次
・リアル脱出ゲームとは
・リアル脱出ゲーム「シン・ゴジラからの脱出」で"総務省の人"になってきた
・リアル脱出ゲームから学ぶ
・リアル脱出ゲームの面白さは「謎解き」だけではない
・参考

リアル脱出ゲームとは

昨年の2017年12月に新宿にできた「東京ミステリーサーカス」に再度行ってきました。もともとリアル脱出ゲームは家族が好きで、面白そうな内容の時に参加してきました。気がつけば、もう5-6年は経つかと思います。(もっとかも)

テレビ番組でリアル脱出ゲームを見たことがありご存じの方や、参加したことがあるという方もいるかと思いますが、ご存じないかたのために念のためザックリ説明します。

リアル脱出ゲームとは、その場で与えられた課題を解決すべく、決められた時間内に用意された謎をどんどん解いていくという体験型イベントです。一度解いた謎解きには参加できないのですが、定期的に公演内容が変わります。

難易度はそれぞれの演目で異なります。総じて高めです。
毎回、時間ギリギリで解ける(または解けない)といういい感じの「塩梅」になっているのがすごい。
100人以上入れるようなホールで開催されるホール型、少人数で謎解きするルーム型、また、コラボとして遊園地で開催されたり数年前から毎年開催されている東京メトロの『地下謎への招待状』のように企業とのコラボレーションもあります。

1つのテーマは、複数人で解く場合や少人数で解くなど様々あります。例え1人であっても現地で受付の時にチーム配属の調整を上手くされるので、人数に関わらず十分参加できます。またその時のテーマによっては、保護者の方に連れられたお子さんが参加されているのも見かけます。

一緒に謎解きするチームのかたは、その場で偶々お会いした知らない方なのですが、ゲームのスタッフの方の盛り上げ方もうまく不思議と一体感が出てくるのです。

人気も高く根強い謎解きファンがいることもあり、日時が決まっているような公演は、場合によっては予約で完売ということもよくあります。冒頭書いた「東京ミステリーサーカス」の場合は常設で一日中複数の演目を入れ替わりで公演しています。

なお「リアル脱出ゲーム」という名称は、運営会社のSCRAPが商標登録しているものです。

リアル脱出ゲーム「シン・ゴジラからの脱出」で"総務省の人"になってきた

今回参加したのは、リアル脱出ゲーム×シン・ゴジラのコラボレーション「シン・ゴジラからの脱出」です。

シン・ゴジラの映画さながらに、日本を救うべく与えられた目標に向かって、チームの面子と一緒に謎を解き明かして行くといったところ。

リアル脱出ゲーム全般に言えることですが、絶対ネタばれ厳禁なので(そりゃそうだ)詳しい内容は書けませんが、写真のようにこの演目もかなり凝っていて、なんと首から下げる名札は霞が関の官公庁の名刺といった具合。

(なおこの名刺については、スタッフの方が写真撮影&公開OK、記念に持ち帰りもOKと最後に仰っていました。)

同じテーブルになった方の間で好きなものをどれか1つ選べるので、私はこちら「総務省」を選択させて頂きました。

なぜ「総務省」を選んだか。
既にお判りの方もいるかも知れませんが‥Webアクセシビリティを担当しているのは総務省だからです!!
(念のためお伝えしますが、私のプロフィールに"省庁でウェブアクセシビリティ担当"をしていたとありますが、この省庁とは総務省ではありません。)

「シン・ゴジラ」を観た方には思わず嬉しくなるようなしかけが、これ以外も含めて満載でした。観ていない方もむろん楽しめる内容で、今回4人で謎解きするのですが同じテーブルになった方のうちお二人は、映画をご覧になっていないということ。

今回の謎も難しかったですが、このご一緒した方たちとツレのおかげで、美しく脱出成功となりました。

リアル脱出ゲームから学ぶ

「シン・ゴジラからの脱出」が余りに面白かったので、このまま今回の主題を書かないまま終わりそうですが、リアル脱出ゲームには学業、仕事、いや日々の生活の中で使えることがあるのでもう少しお付き合いください。

このリアル脱出ゲーム、毎回思うことが幾つかあります。

それは情報共有の大切さ
謎解きの最中にふと思ったことは口にする。また参加者全員にその場で伝える。知らない人もチームにおり、幅広い年齢層のこともあります。意見を言うのは気恥ずかしいと思う方もいるかも知れないですが、そこは遠慮しない。

さらに他者の意見を否定しない。傾聴する
思ったことを口にしたとき「それはない」なんて否定したら次の意見が言いづらくなります。自由闊達に意見が出る雰囲気づくりが大切。

これに関連して柔軟な姿勢
各々が思いついた意見を出すと、中には自分との意見の相違も中にはあるかも知れません。が、自分の思うことが正しいと決めつけない。
直接の答えではなくても、ヒントになることが本当によくあります。

自分と他の方の得意不得意を活かし、手分けしたり協力しあう
謎解きの問題はいろいろなタイプがあるので、得意なジャンル・不得意なジャンルがあるものです。また複数謎を解いていかないといけないので、1つの謎に全員で取り組むのは効率が悪い。手分けして解いていきますが、これ苦手だと思ったらハッキリ言う。他の人にふったり、手が空いた人に一緒に考えてもらう。
ちなみに私は謎解き得意ではないので、いつもチームの皆さんのすごさに感心してばかり。素直に褒めて褒めまくります

他にも思うところはあるのですが、これらのことは学業や仕事、また日常生活でも通じるところがあると思いませんか?

例えば、職場で部下として上司として、また同僚との会話で相手の意見を尊重できていますか?傾聴の姿勢をみせることができているでしょうか。
家で夫、または妻の話をいきなり「違う」なんて否定したりしていませんか?

リアル脱出ゲームの面白さは「謎解き」だけではない

リアル脱出ゲームで無事「脱出」、つまり謎がとけた時の快感は言うまでもないのですが、私がリアル脱出ゲームいいな、思うのは実は全ての謎解きが終わった後。ご一緒したチームの人たちと「お疲れ様」「ありがとうございました」挨拶しあう瞬間です。

協力しあった者同士でねぎらい合い、感謝する。これも学業や仕事、また日常生活で欠かせないこと。

どこに魅力を感じるかは人それぞれ。未体験の方はぜひ一度参加してみてください。以前は限られた場所で公演をしていましたが、今全国あちこちにこのSCRAPの「リアル脱出ゲーム」が楽しめる常設店舗があります。なんと海外にもあるんですよ。

ちなみにいつも公演の最初に「リアル脱出ゲーム、初めての方!!」と司会の方が問いかけますが毎回挙手される方も多いです。未体験の方もご安心を。

蛇足ですがこのゲーム、以前人事担当もしていたことがある私の意見としては企業の採用活動やOff-JTにもってこいかと。
イニシアティブをとる人、積極的に意見を出す人、思慮深く慎重に提案する人、支える側に回る人ほか、性分が透けて見えるのです。また、前述のような仕事に活かせるスキルを実体験を通じて学べると思います。
人事採用担当の方、研修担当の方いかがですか。

私が考える脱出のコツは、"リアル脱出ゲームから学ぶ"の部分に書いたことプラス、「最後の最後まで諦めず考える」「熱くなり過ぎない」「俯瞰で見る」そして「おもいきり」です。
私の場合、最後のおもいきり、つまり"えいっ!"と行動する力が足りなく脱出失敗することが多いです。性格が強く反映されているようです。反省。

参考

SCRAP"リアル脱出ゲーム"
東京ミステリーサーカス

(了)

最後までご覧いただきありがとうございます! 現在放送大学でPDFのアクセシビリティを卒業研究中。noteはそのメモを兼ねてます。ヘッダー写真はnzで私が撮影しました。 【ご寄付のお願い】有料noteの売上やサポートはnzクライストチャーチ地震の復興支援に使わせて頂いております。