コンピューターによる知的機能の拡張
タイトルは物々しいけど、ちょっとした日々のお話と少し未来のお話。
私はよく、「(自分の脳に)メモリー増設したい」と冗談で言ってました。自分でパソコン組み立てたりしていた頃に言っていたからおそらく15年以上前、20年近い話だと思います。
また方向音痴ゆえに、目の前に矢印が出て進むべく道を教えてくれたらいいのにとも思ってました。これはメモリー増設とか言ってた前からかと。
脳にメモリー増設は今のところ無理だし、目の前に矢印を出すにはメガネ型ウェアラブル端末のような何かしらツールが必要で一般的に手近に使うのはまだこれからでしょうが、コンピューターと人間の関係が進んでそのイメージに近いものが生活の中に入り込んでいますね。手のひらサイズでカメラにもメモパッドにも地図にも、またそれ以上の機能があるもの。あ、そう言えば電話もかけられました‥スマートフォン。
買い物リストは、思いついたらAmazon echoに話しかけてメモして出先でスマホから確認してますし、スケジュール管理もそれがしてくれます。
ただあまりに便利ゆえ弊害もあります。まず電話番号を覚えていない。漢字も忘れてる。地図に頼り過ぎてしまう。
我が身を振り返ると、知的機能を拡張したと言うよりは、外に出しただけ?
そのうち、スマホに自分の全てが移ってしまいそう。
アメリカの未来学者レイ・カーツワイル博士は、著書『The Singularity Is Near: When Humans Transcend Biology』中で、2045年までに技術的特異点(Technological Singularity) 、人工知能の性能が全人類の知性の総和を越える状況が起きると予測しています。(いわゆる2045年問題)
「集積回路の実装密度は18カ月ごとに2倍になる」というムーアの法則を拡張したものです。
またオーストラリアの人工知能学者ヒューゴ・デ・ガリスは、シンギュラリティがは21世紀の後半であろうと予測しています。
シンギュラリティがいつくるのか。
ジョニー・デップ主演した映画「トランセンデンス」(2014年公開)は、過度に発達した科学技術が暴走する世界を描いたSFサスペンスですが、案外シンギュラリティってそんなに先の話ではないのかなという気もします。
ただ、それは21世紀後半にシンギュラリティが来るとなると、さすがに自分はこの世にいないだろうから、できれば早めにそんな日を見てみたいという期待値が含まれているようです。
30年後にどこで何をしていそうですか。その時シンギュラリティは起こっていると思いますか。シンギュラリティは恐怖ですか、楽しみですか。
参考
・映画『トランセンデンス』の面白いネタバレまとめ【ジョニー・デップ主演のSFサスペンス】
※『トランセンデンス』は、Amazonプライム会員だと無料で見られます。
(了)
ヘッダー写真 撮影地 ニュージーランド テ・アナウ ©moya
最後までご覧いただきありがとうございます! 現在放送大学でPDFのアクセシビリティを卒業研究中。noteはそのメモを兼ねてます。ヘッダー写真はnzで私が撮影しました。 【ご寄付のお願い】有料noteの売上やサポートはnzクライストチャーチ地震の復興支援に使わせて頂いております。