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ユニバーサルデザインイヤホン「Vibone」

最近使いだしたイヤホンはSoundPEATS(サウンドピーツ) Q30というもので、スポーツデザインをうたっているだけあって耳への固定も安心感があるうえ、Bluetooth接続なのでスマホをワイヤレス充電しつつ家の中を移動しながら家事をしていてもストレスがなく助かっている。
ハンズフリー通話もできるので電話がかかってきても安心だ。もっとも、ここ最近はLINEかメールかで連絡を取り合うので、架電の機会はかなり減ったが。

ガッチリ座り込んで視聴できればベストだが、時間のやりくりはそうそう簡単ではないのが難しいところ。通信教育の放送授業をテレビやアプリで聴きつつ家事をしていて困るのは特に掃除機で、すぐ手元で音がするのでボリュームをあげないと聞こえない。そういう時など、イヤホンのおかげでかなり助かっている。

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今日は音や話し声が聞こえにくい状態、いわゆる難聴とイヤホンの話を。

難聴は、小さな音が聞こえにくいというだけではなく、特定の音を聞く能力が落ちる状態のことをいう。またひとことで難聴といっても原因は

・加齢によるもの(老人性難聴)
・突発性難聴(正確な原因は判っていない。ウイルス感染、過労、ストレスとも)
・中耳炎
・気圧を調整している耳管の働きが低下
・メニエール病
・聴神経

と、ほかにも様々だ。
外耳または中耳の部分に問題がある伝音難聴と音を感じる部分の内耳以後に何らかの障害がみられる感音難聴、それらの混合タイプもある。

NHKの朝ドラ「半分、青い。」では主人公の鈴愛が左耳が聞こえない(一側性難聴)という役どころで、その原因はおたふくかぜのウイルス(ムンプスウイルス)に感染し、その合併症の一つであるムンプス難聴が発症したという設定となっている。

コラム ムンプス難聴と一側性難聴|NHK連続テレビ小説『半分、青い。』

疾患のみならず、人はだれしも50歳前後になると聴く能力が落ちてくるもの。自覚症状が出たり、健康診断などで指摘を受けることもある。
最近ではモスキート音を発するアプリなどもあるので日常でも調べられるが、心配の場合は早めにお医者さんへぜひ。

さて、今年2018年3月20日に世界初の“難聴者”も聴こえる骨伝導イヤホンが発売となった。ユニバーサルデザインイヤホン「Vibone」は、『聴こえなかった人、聴けなかった人』が『聴こえる、聴ける』をコンセプトにクラウドファンディングを行っていたので、ご覧になったことがあるかたもおいでかも知れない。

伝音性難聴者や外耳道閉鎖症の難聴者向けとのことだが、難聴の種類や程度など個々の状態にもよるので、すぐ購入というのは難しいかも知れないが試したい人向けに送料込みで1,080円の「試聴機貸出しサービス」も行っている。

このイヤホンのいいところは性能だけではなく、健聴者がしていても全く違和感がないデザインにあると思う。
以前noteにも書いたが、耳が聞こえにくいと自覚していても補聴器を使うのに躊躇するという話は珍しくない。

文字通り「誰でも使える」からこそユニバーサルデザイン。今は少しお値段がはるけれど*、高齢社会に向けてニーズも高い製品のひとつだろう。利用者が増えることで値段も手ごろになってくるのではないだろうか。これからに期待したい。

*今日時点で謝恩セールということで30%off、18,900円

ユニバーサルデザイン骨伝導イヤホンVibone

さて、冒頭に書いたSoundPEATS Q30、当初唯一困ったのは左右表示が見づらいこと。これは右側にリモコンがあり、左にクリップを付けたら解決。表示が見づらいのは私の場合加齢のせいですが、もともと左右表示かなくどちらが右か左か判らないときは、「左右確認用音声信号」というものがYouTubeにあがっていたので、こちらをみて確認する方法を最後に紹介して今日はおしまい。(動画をアップしてくださった方、ありがとうございます)

関連するnote

参考

聴こえなかった人が聴こえるイヤホン!?Vibone(ヴィボーン)って、なんぞや…(media116)
NHK連続テレビ小説『半分、青い』。 ヒロイン永野芽郁が演じる楡野鈴愛が片耳難聴…。 | vibone
タケダ健康サイト 耳が聞こえにくい
Resound 難聴を理解する

ヘッダー写真 撮影地 ニュージーランド Kaikoura Quality Suites ©moya

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