見出し画像

ミス日本に欧州ルーツの椎野カロリーナさんはおかしい!?何が問題?

ミス日本に、ウクライナ人の両親のもとに生まれた椎野カロリーナさん(26)が選ばれSNSで論争になっている。

理由は、日本国籍ではあるものの取得したのは令和4年と最近。そして、なにより両親がウクライナ人であるからだ。

ミス日本の審査基準は「内面」「外面」「行動」の3つであり、「日本らしい美しさ」を審査する。もちろん「外面(外見)」も含まれており、多くの人が引っかかっているのがこの点だ。

内面に関しては、彼女は小さな頃から日本で暮らしているし、日本語にほとんど違和感もないことから、日本語すらまともに話せない大坂なおみと比べれば遥かに「日本人」であり、このことに異論がある人は少ないと思う。

問題は彼女の「外面(外見)」だ。両親がウクライナ人。彼女の外見を見れば完全に欧州人であることは間違いない。そもそも審査基準は「日本らしい美しさ」であり、確かにこれが「日本らしい」かと聞かれれば、多くの人は首をかしげるだろう。日本にはさまざまなルーツの人がいるものの、まだまだ圧倒的に少なく、パッと見て彼女を日本人として扱う人はいない。


日本において美の象徴「白人女性」は有利

審査項目の「外面」に関して、彼女は圧倒的に有利だ。

なぜなら、日本人のほぼすべてが「美しい=白人女性」であるからだ。広告やCMなどに登場する「美しい」とされるモデルはいつも白人女性。テレビを中心としたメディアでも、白人女性が美の象徴として描かれ、「ハーフが可愛い」ともてはやされるのがその証拠だ。

日本人女性が「白人女性」になりたがっているのもわかりやすい例。「白人女性」がもっとも美しい存在であり、みんなが揃ってアレを目指している。

目は二重でぱっちりがいい。脚は長いほうがいい。鼻は高いほうがいい。くびれていたほうがいい。胸は大きいほうがいい。肌は白いほうがいい。

これらの特徴はすべて白人女性だ。

幼少期からメディアや広告で「美しい=白人女性」を洗脳されているのでそうなることは仕方ない。もちろんこれは改善していかなければいけないが。

話をもとに戻すと、この日本において白人女性は圧倒的に有利なのだ。あれが「美の見本」であり、みんながみんなアレを目指しているわけなので、日本人は太刀打ちできないのだ。

そのことをみんな心のなかで思っているから、今回のような議論が巻き起こる。もう一度言うが、彼女は外見において圧倒的に有利なのだ。


意図的な審査が見え隠れする

何年か前からあらゆる審査において、主催者や審査員の「意図」が入り込んでいるのが顕著になっている。

その代表とも言えるが「アカデミー賞」ではないだろうか。日本でも「流行語大賞」などがもしかしたら該当するかもしれない。選考系のもので、あえて「女性」を選んでいたりするのも同じだ。

要するに「ポリコレ」に配慮した審査結果になっていることだ。つまり主催者や審査する側が意図を持って選考する。ジェンダーが叫ばれているから「女性」を選ぼう。黒人が少ないから「黒人」を選ぼう。そして選んだ側は「初」を付けて祝福するのが昨今の決まりごとだ。「初の女性」や「黒人で初」などよく聞くと思う。

今回のことに関して言えば、外見が完全に白人女性のカロリーナさんをあえて選んだのではないか、とつい勘繰ってしまうわけだ。国籍が日本ではあるものの、あえて賛否両論が出る人間を選んだということ。そして「こういう日本人もいるんだよ」と伝えることが主催者側の意図なのだと。

まぁ昨今の流れから言えばその可能性は大いにある。もちろん彼女は内面が日本人だし、外見は圧倒的に有利だから自然と選ばてもおかしくない。そもそも選ばれてふさわしい人であるうえに、そのような昨今の社会情勢を汲んで意図的に選んだものと思われる。

国籍が日本だから日本人!?

カロリーナさんも国籍は日本。
大阪なおみも国籍は日本。

確かに国籍が日本であれば歴とした日本人だ。

しかし問題なのは、育ってもいない、日本語もろくに話せない、税金の主な納めどころも日本じゃない。

書類上は日本人であることに間違いないけど、果たしてこういう人たちを「日本人だ!」といって称えるのはどうなのか?

何故このようなことを思うのかと言えば、彼女たちは有利な存在だからだ。

カロリーナさんに関してはすでに説明した通り。

スポーツの分野でもこの問題がある。テニスの大坂なおみもそうだし、ラグビー日本代表もそうだし、駅伝の黒人選手もそう。

当たり前だけど、どの国も世界大会やオリンピックに出場できる人数は決まっている。そうたくさん出場できるわけではなく限りなく枠は狭い。しかもスポーツは日本人にとって基本的に不利な分野だ。なぜなら体格が小さいので、それに伴う運動能力も黒人や欧米人に劣るからだ。

にもかかわらず、日本で教育も受けていない、日本語すら話せない日本国籍の人間、しかもスポーツにおいて有利な体格を持った人間が数少ない枠を奪ってしまう。大坂なおみから繰り出されるサーブやスマッシュは、日本人女性が出すことは難しい。つまりこれは越えられない壁だ。そんなところに彼女がやってきたら、日本人体系の選手はまぁ勝てない。

国籍云々は置いといて、ラグビーも欧米系、もしくは大きな体格を持った外人を入れて「日本代表」を名乗って戦っている。そしてラグビーは強くなった。当たり前だろ!体格差がなくなればそりゃ勝てる。陸上のボルトをどうにか日本代表として出場させ「オリンピック100mで日本人が優勝!」って言ってるのと似たようなものだ。さすがに滑稽すぎる。


まとめ

この記事で言いたいのは、日本人が後天的に習得できないものひっさげて、彼ら彼女らは日本人の枠を奪っていることだ。

カロリーナさんもそうだし、大坂なおみもそう。日本人に与えられた限られた枠なのに、そこに有利な存在が奪ってしまうことは大きな問題だと思う。

ミス日本の件で言えば、世界各国から選ばれるミス世界大会は、いつかみんな白人女性になってしまうよ、ということだ。


いいなと思ったら応援しよう!