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コロナ禍で意外な犯罪が増加

みなさんの中に「みんながコロナで外出自粛している中、世の中の犯罪数はどうなってるのだろう?」と気になった方がいませんか。私も気になったので、実際どうなっているかを調べてみました。

4月の犯罪の総件数は24%減少

犯罪の件数(認知数)は警察庁が出している「犯罪統計」を見ることで知ることができます。犯罪統計では月ごとの件数が示されないので過去のデータの差から緊急事態宣言が出された4月のデータを算出しました。その結果、刑法犯の総数は、6万2千件(H31年4月)→4万7千件(R2年4月)と昨年同月比で約24%減少していることがわかりました。ほとんど全ての犯罪件数が減少しており、殺人は28%、強盗は13%、窃盗犯26%、わいせつ犯罪35%、詐欺罪は15%の減少となっています。やはり、国をあげて外出自粛要請をすると犯罪件数も減るようです。

意外な犯罪が増加

一方、少ないながらも件数が増加している犯罪もありました。その1つが意外すぎてびっくりしたのですが、強制性交(昔で言うとこの強姦罪)です。強制性交罪は、わずかながらですが(2.2%)昨年同月よりも件数が増加していました。性交なんて濃厚接触の最たるものですし、なぜ緊急事態宣言で件数が減少しないどころか増えているのか・・・・。ドメスティックバイオレンス(DV)の増加が懸念される声もありますし、DVの延長として強制性交に至ったケースの増加が要因でしょうか。誰か詳しい方がいらしたら理由を教えて下さると嬉しいです。

その他、増加している犯罪としては、給油所荒し(60%増)、事務所荒らし(9%増)、さい銭ねらい(40%増)、工事場ねらい(+4%増)など街に人がいなくなると増えそうな犯罪が増えていました。また、訪問盗(ガスや水道などの業者を装って家に入って金品を盗む犯罪)や、払出盗(詐欺などで不正に取得したキャッシュカードでATMから現金を盗む犯罪)などの詐欺まがいの窃盗罪も増えていました。みなさん気を付けましょう。

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