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『相手を労る自己主張!?』 プチっとスタディ vol.31

[キーワードと言い換え]

アサーション

相手の価値観も尊重しつつ自分の意見を的確に伝えるための技術

[解説]

皆さんは
人とのコミュニケーションは苦手なんだよな…って思ってたりしませんか?

※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます

あるいは
コミュニケーションが得意なつもりで、
実は周りに気を遣わせていたりしませんか?
(後者は気づきにくいか…)

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人とのやり取りって結構難しく感じますよね。

言いたい事が言えなかったり、
伝えたはずのことがちゃんと伝わっていなかったり、
自分の意見を聞いてもらえなかったり、
色々なストレスがあるかも知れません。

こういった場面において
価値観の違う相手に対して、思いやりつつも自分の意見を的確に伝える技術があれば
それらのストレスを軽減したうえで対人関係がスムーズになっていきます。
(それが難しいっちゅうねん)

このコミュニケーションスキルのことをアサーションと呼ぶのです。

では一体どのようにしたらいいのでしょう…
ケーススタディにてご確認を!

[ケーススタディ]

ひとまず2つの場面ごとに見ていきましょう。

①グループで議論をしているシーン
参加者の多数が「ある意見への賛成」を示している状況で、
あなたは「別の意見がいい」と感じていたとします。
(あるよねーそういうこと)

そんな時に
X:「ほとんどの方が賛成している意見より、別の意見がいいと考えます。」
なんて言ったら敵だらけになっちゃいますし…

Y:「僕も今の意見に賛成です。」
とか言うと自分の思ったことは言えてないわけで…

Z:「確かに今出ている意見も素晴らしいです。更に○○という点も考えるとしたら、こちらの意見も検討できるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?」
といった発言であれば、
今の意見を否定せずに自分の意見も伝えることが出来そうです。
(否定せずに受け入れるvol.27のセルフコンパッションみたいな・・・あ、コンパッションってこと?)

②部下や後輩から依頼したプレゼン資料の提出があったシーン
依頼した内容とは異なる仕上がりになっている為、
修正が必要となりました。
(うんうん)

X:「この内容だと本来の意向に沿ってないから、修正してもらっていい?」
と言ったら、相手は内心ムッとしそう…

Y:「ん~、OK、サンキュー。」
で受け取ってしまうと修正もこちらでするし、相手は学ばないしで二重苦かも…

Z:「提出ありがとう!ちなみに○○についても加えて編集してもらえたら、更に良くなりそうだしありがたいけど、お願いできたりする?」
と伝えられれば、
自尊心を傷つけずに相手が自ら進んで修正してくれることも期待できます。

①にしろ②にしろ、
実はX、Y、Zでコミュニケーションタイプを分類しています。
Xは「アグレッシブ」=攻撃的、
Yは「ノンアサーティブ」=非主張的、
Zは「アサーティブ」=主張的かつ尊重的
となってます。

自分自身にも周りにも薦めたいタイプは、
やっぱりアサーティブ
ですよね?

[投げかけ]

皆さんも
相手を尊重しながら主張できる言葉選びを心掛けてみてはいかがでしょうか?

以上
今回はアサーションを解説しました。

[次回のプチスタ予告]

次回はいくつかリクエスト頂いている中から
『ロジカルシンキング』
こちらを解説予定です。

お楽しみに!

まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!