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moon boys 2

3月27日、おとなりで行われた仲川さんとアユさんの弾き語りに行った。

春さんのハイライトでチョココーヒークッキーを食べる仲川さんを見て、大丈夫になれた夜があった。だから今日はそれを渡そうと思っていたのに、みずほ台駅の東武ストアはなぜかこれだけ売り切れだった。

ま〜マルエツもあるしな〜と思っていたら、マルエツは改修中だった。コンビニには売っていなかった。

この際牛乳に合うお菓子ならなんでも、と思って洋菓子屋を覗いたが40円足りなかった。仲川さんの弾き語りは物販の値段が予想できないからとりあえずお札をね…残しておきたくて…

最終的に高級食パン専門店(無人)でラスクを買った。無人販売って人間の信用で成り立っている感じがしていいね。

ここ1週間くらい体調も精神もどうしようもなくて、やるべきこともままならず自己嫌悪の日々だった。この日も家から出るのがきつかったけれど、仲川さんのため(というエゴ)に奔走できてうれしかった。

整理番号が若かったので最前列で見ることができた。仲川さんの変わらずにやさしい声が、仲川さんとわたしの存在を確かめてくれるようだった。

ずっと聴きたかったココを聴けてよかった。今月のはじめに祖父が亡くなり、がんばって生きていくねと手を合わせたのにとても見せられないような生活を送ってしまっていたから。

今までは飼っていた猫を思い出しながら聴いていたけれど、祖父を思いながら聴くココは思いの外前向きに捉えられた。無理するわけではなく、幸せになることを諦めてはいけないと思えた。

新曲の「まだここにある胸の高鳴りは」もとてもよかった。わたしが言いたいことと言ってほしいことが全部詰まっていた。

tiny sparkを聴いたときに正直これ以上の曲もう無いな、とまで思ったけれどそれ以降の曲も半端なくいい。tiny sparkに並びうる曲がぽんぽん出来てくる、すごい。

仲川さんは心に藤原基央を飼っているそうだ。仲川さんってどこまでも少年だな、と感じた。

そういうがんばり方ができること、かなりストイックだけれど見習いたい。今日からわたしの心にも仲川さんが住んでいる。

それから、おとなりが大好きだと言っていた。もう何回も聞いているけれど、仲川さんが自分の居場所を愛しんでいるところなんて何度見たってうれしい。

アユさんがおとなりに来ることはおとなりにとって大きなことで、それはつまり俺にとってもうれしいことだと言っていた。わたしの好きなひと達の幸せはわたしにとっての幸せだと思いたい、改めてそう思った。

アユさんの歌も音源で聴くよりもっとことばが伝わってきて、心の隙間が埋まるような音楽だった。「ずっと続くすばらしさがあるけれどいつか終わるかけがえなさもある」という言葉はこれからもお守りになると思う。

音と言葉と考え方と、すべての情報がうつくしくて気持ちよくて脳がとけるかと思った。

歌っている仲川さんも話している仲川さんも個人的に話してくれた仲川さんも、だいすきな仲川さんだった。やさしいまま生きていてくれてありがたい。

仲川さんのことが本当にだいすきだ…わたしがここまでデレデレしてしまうのも、面と向かってしゃんと話せなくなるのも仲川さんだけなんだよ…

わたしが仲川さんをどれだけ神格化してもそれに応える姿でそこに在ってくれる。柔らかい笑い方と夕陽みたいな話し方で、ちゃんとひととして生活に混じってくれる。

情けなくもまた仲川さんに引き上げてもらって、運転見合わせと大遅延の中たくましく帰った。仲川さんとアユさんの弾き語り、ぜひまたやってほしいね…

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