大体この時期にはもう怒られ方は決まっていた。 気に入らないことがあると男に首根っこ持って表に出される。 姉妹喧嘩、子供なりのちょっとしたイタズラ、それさえも強制終了と言わんばかりに表に出される。 一番びっくりしたのは、男が居ない時姉妹でゲームの取り合いで喧嘩になった。 その時母が姉と私を表に出したこと。 あなたしか信じられる人は居ないのに。 男と違うのは夜に表に出すのではなく昼間に表に出すこと、そして短時間なこと。 姉と私は表にある母の靴を履いてみたり、プランターを
性的虐待で終わるような甘い考えじゃ終わらない。 ある日突然何かにキレる男。 何故か姉と私の首元を持ち家の外に出される。 その時は何が起きたのかさっぱり分からず姉と私で入れて!と懇願しながら泣いていた。 ドアを何度も何度も手が痛くなるほど叩きながら懇願した。 夜だった事は覚えているけど、何時だったか思い出せない。 母も傍観してるだけ。 そして応答もしない。 姉とどうしようかと相談しながら、家の前で静かに遊んだ。 それしかやる事は無いし、なんでこうなったのかお互い分かっ
急に続く男との日々。 母は何も無かったかのようにいつもと同じ態度。 怒られていてもそのまま放置状態で姉と私は泣きじゃくり、 叩かれる。 そんな日々が1年も経てば慣れてくる。 回避方法も思いつくけど、そうはいかない。 突然、 「一緒にお風呂に入りなさい」 言われるがままに、姉、私と順番に入る。 当時は嫌だと思っていたことが、これだった。 性的虐待 身体を弄られ、触られても怒られ叩かれるんだと思う自分にはどうしたらいいのか分からなかった。 だから、本当に誰にも言わな
りこん•••リコン、離婚。 急に保育園で苗字が変わった。 昨日までの私の名前は違う名前で書き直されていた。 靴も、靴箱も、バックも名札も、保育園のロッカーも。 突然知らない名前で呼ばれる。 気づかない私。 ユイちゃんと呼ばれて気づく私。 先生に問う。 「なんでいつもと名前が違うの?」 先生「今日からお名前変わったね、いい名前だね」 誰にも問えなかったことを聞いた私、先生も驚いただろう。 そして、その名前に慣れるしかなかった。 だって誰も答えは教えてくれないから。
題名の通り私の名前はユイ。 本名から一文字、字を変えた。 ここでは自分本人ではなく、正直に素直に話が出来るように変えました。 私は19罰罰年11月初期の朝に生まれた。 そして一番古い記憶は、 「ママとパパ、どっちがいい?」 そう、離婚の話だ。 その時の記憶は鮮明に覚えている。 いつもの居間に、母方の祖父、母、父、姉が居た。 前後の記憶はないが選択したのは覚えている。 先陣を切る姉、「ママ」。 そして続く私、 「ママ」と。 その瞬間を忘れたりしない。 幼い4歳児がした