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人生につまづいた私がオススメしたいプレジデントオンラインの記事~仕事・キャリア編~(その1)

 プレジデントオンラインの記事は、2018年頃よりずっと読み続けているが、その中で、特に私の心に強く印象に残った記事を、これから少しずつ紹介していきたい。

 まずは、タイトルにあるとおり、仕事・キャリアに関することからだ。


○外資系コンサルに転じた元コンビニ店長が「キャリアの岐路で何を選んでも結果は同じ」と断言する深い理由

 この記事は、私が、総務人事部門で病んでしまい、しばらくお休みに入って、人生の路頭に迷っていたときに出会った記事だ。この記事では、次の言葉に本当に救われた。

ここで認識していただきたいのは「やりたいことがないからといって、それは別に悪いことではない」ということです。

https://president.jp/articles/-/53176

 そして、『「やりたいこと」よりも大事なこと』として、次のように続く。

どんな仕事であっても、当事者意識を持って取り組み、周囲に認められ「あなたのおかげです」「あなたがいてくれて良かった」と言われるようになれば、そこにやりがいを見い出せるのです。

https://president.jp/articles/-/53176

 これは、私自身、今、窓際族に配属されているのだが……ただ、そんな私でさえも、周りに必要とされる毎日に、日々実感できる事実である。

 また、「どれを選んでも最終的には同じ」という項目では、

たとえば「プランド・ハップンスタンス・セオリー」(計画された偶然によるキャリア形成)というアメリカで提唱されたキャリア理論で言われているように、人のキャリアのほとんどは偶然で決まります。

https://president.jp/articles/-/53176

 とあり、まさに、その時の私自身の境遇が「運が悪かっただけかも?」と思えるようになった。

 その他、「適職診断はあてにならない」「自分探しをしてもやりたいことは見つからない」「やる人はどんな環境でもやる」などと項目が続き、この著者自身が、コンビニから外資系コンサルへ移ったときの話が記される。

 仕事への向き合い方を考えさせられた記事だった。

 

○"50代サラリーマン無理ゲー社会"で「困ったおじさん」になる人とならない人の決定的違い

 これも上と同じく、お休み期間中に出会った記事だ。50代なんてまだまだ先だという感じで読んでいた記事だが、心を打たれたのは次のくだりだ。

しかし、やりたいことだけやって生きていけるのは、一部の、ごくごく一部の恵まれた人だけだ。いくつになろうとも、やりたいとか、やりたくないとかは関係なく、「やらなくてはならない」作業で、日常は回っている。

むろん、「やりたいことだけやる」生き方を否定する気はない。しかし、人生とはとかく思い通りにならないものだ。想定外の出来事は起こるし、人生の後半戦ほど、自分のやりたいことだけやって過ごすのは難しくなる。年老いた親の介護に忙殺されたり、パートナーが病に倒れたりすることもあるかもしれない。決して言い訳できない、逃れられない状況で、やりたいことだけやるのは無理だ。

人生には、あまねく困難やストレスが存在する。だからこそ、他者とゆるくつながり、「人生の危機でこそ強化されるポジティブな思考」である心理的ウェルビーイングの実現が大切だと、私は思う。

https://president.jp/articles/-/55676

 総務人事部門当時、日々無理ゲーの毎日だったが……それでも、確かに、私のそんな仕事の結果、誰かが救われたわけだし、私がやらなかったらその仕事を誰かがやらないといけなかったわけだし。

 仕事とは、得てしてそのような性質があり、だからこそ、(それに見合った?)お給料をもらえているという考えもある。今思えば、確かに、秋以降は、書面上は残業していないことになり、残業代は決して満額でてないのだが、それでも、それまでは鬼のような残業代が出て、そのひとつ上の階級程度の給与をもらっていたのも事実。そして、その時の蓄えがあったからこそ、1年間丸々無収入であっても、普通に生きていけた……。

 やはり、現実から逃げてはダメなんだな……と。復職直前の記事ということもあり、勇気づけられた記事だった。

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