見出し画像

世界の手食 (ラオス編)

<今後、専門家や旅行者も交えて世界の手食をまとめたweb archiveを制作する予定です。本記事はそのメモとしてまとめたものです。>
※随時加筆編集中

以下は、琵琶湖の魚でラオス料理を作っている小松亭タマサートさんから聴取した話と、論文などを参考文献としてまとめたものです。

基本的には主食がカオニャオというもち米であり、それと副菜を食す際に手食.うるち米も食すが少数.
※タイ東北(イーサン)料理とラオス料理はほぼ同じ.

【ラオスの手食方法】
手食に使う手は右手でも左手でも良い.
もち米は片手でかなり強く握り、その際は掌もつかう.(もち米は一人用の籠に入っている場合と大皿の場合がある.もち米を、口に運ばない方の手で多めにとり、そこから一口サイズをもう片方の手で握る場合と、片手で最初から一口サイズしか取らない場合がある.)
最後は、握った米に親指で軽くくぼみをつくり、くぼみと親指の間におかずを一緒につまんで口に運ぶか、米塊をおかずに直接押しつけたり浸したりする.
口に運ぶ際には指先のみ使用.

おかずは共有器から直接とる.一人単位の手持ち皿は基本的には用いない.

★アフリカのフフやウガリもほぼ同じ食べ方をしていそうで興味深かった


<参考>小林正史(北陸学院大学)『ラオス・オイ族の伝統的 食文化: 食べ方 、調理方法、食材の関連』より


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?