飛躍

これ以上にないくらいの人生を今歩んでいる。

2023年2月。私はいま所属している事務所に入所した。中学1年の夏の三者面談で私は担任と親に決意を示した。

「私女優になる。」

死ぬほど止められた。自分の行きたかった演劇学科のある高校すらも夢見ることが出来なかった。


そこから4年半の時が経ち、自分が夢とした舞台に立つこともでき、テレビの中にもいるように私はいまこうして役者の仕事をしている。聞き手にどう思われようと夢を追いかけるために努力することは自分の人生に色を入れる。私はそう思う。でも実際は新手の反抗期と言っても過言では無い。親に課題をしなさいと言われてやりたく無くなるの反対で、そんな仕事稼げないんだからやめなさいって言われて自分を追い込むように努力する。これだろう。


自分は元々メンタルが弱い。考えすぎて自分に溜め込み夜中1人で静かに泣くそんな人。これでも強くなった。それは小3から中3やり続けた吹奏楽部。最初は友達が入るからという単純な理由で便乗して入った。入ってから「早退、欠席、遅刻、退部禁止」と書かれた部則の紙をもらった。最初は絶望でしかなかったけど、今ではそれが糧になっていると思う。ボッコボコに怒られて泣いて笑って泣いての繰り返し。辞めたいって何度思ったか。でも、コンクールで聞く「ゴールド金賞」そこから東日本に進むあの感動から自分は音楽が好きになった。今は軽音部に入ってかれこれ11年音楽を続けている。音楽は人を笑顔にさせるものだと思う。優しくされるだけじゃ強くなれない。怒られることで心が強くなり、今多少の楽しい人生を歩めている。


これからも人生に色を付けて鮮やかにしていきたい。けどきっと人生は長いようで短いのだろう。

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