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ただの家族愛では語れない #ディア・ファミリー

今日は最近観た映画「ディア・ファミリー」の話を聞いてほしい!!

心臓に難病を抱えている娘のために人工心臓を作ろうとする家族の実話を基にしたお話。

鑑賞中は何度も涙が流れてきて、観終わったあとは温かい気持ちに包まれるとても気持ちの良い映画だった。

のだけど、家に帰って一晩置いて、Mrs.Green Appleの「Dear」を聴きながら思い返してみると、「家族愛が素敵な映画だった」だけでは括れない、“生きていくこと”“何かを成し遂げる勇気”“見守り続けること”をそれぞれの役を通して感じられる登場人物みんなが主役の映画だったなと思った。そんな事を考えて聴いていたら、家でも涙が出てくる…

Dearの歌詞が映画にピッタリ過ぎて、特にここの歌詞がすごく好き。毎日に希望を持って生きていくのは難しいかもしれないけど、それでも今日までなんとか生きてきたことを思い出させてくれる。

目の前の今日へ
踏み出す勇気もないけど
振り返ってみれば
足跡は続いているから

Dear / Mrs.Green Apple

役者の皆さんの自然な演技と素敵な演出の数々に「もし自分が親の立場だったら」「もし自分に余命宣告されたら」と置き換えて考えせざるを得ない。年齢的にも特にお母さんに感情移入してしまい、「もし自分に子供ができて余命宣告をされたら何をするだろう。旦那さんが人工心臓を作りたいなんて言ったら応援できるのだろうか。」と母としての強さがかっこいいなと思って観ていた。

そんな私のこの映画を観るきっかけとなった大泉洋と松村北斗(敬称略)の対談。大泉洋の出てる映画は何度も観ていて好きな俳優さんだったし、大泉洋に憧れていると公言している松村北斗がどんな演技をされるのかも気になった。(最近SixTONESを好きになり初めて映画館で松村北斗の演技を見るのでワクワク)

大泉洋は流石というか、もうその役の人がそこにいるじゃんと思わせるような存在自体で演技されている感覚。娘の言葉を受けて感情が溢れるシーンは涙なしでは観られない。松村北斗は、対談で大泉洋が言っていた繊細な演技をされる方だなという印象。啖呵を切るシーンは、上手く言葉にできない色々な葛藤が伝わってきてグッときた。

このnoteは会社に向かう電車の中で書いているんだけど、よし今日も頑張るかと背中を押してくれる作品だったなと改めて思う。

鑑賞後4日経っても温かい気持ちがずっと残っていて、この映画を観に行ってよかった。淡々と書いてる感じに見えるけど、めちゃめちゃ心に残ってて語らずにはいられなかったという気持ちが伝わっていたら嬉しい。

自分の進む道に迷ったり、頑張りきれないなと思ってる人に是非観てもらいたい作品。

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