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ヤギの目in鳥取 日報 2023年12月1日

(上:博物館の庭)時々ある暖かい日が無くなり、山が真っ白になってきました。

今日は朝から、博物館のある鳥取市から車で1時間ほど、倉吉市で建設中の鳥取県立博物館に行ってきました。目的は、製作中のヤギの家の材料集めです。

博物館正面

建設中の鳥取県立博物館

2025年にオープン予定の鳥取県立博物館は、外構工事があちこちでされていました。倉吉市は雪深い場所なのか道路が融雪剤によるサビに覆われていて、美術館の左右には屋根付きの廊下がのびています。そしてその屋根が屋根とは思えなくなるくらいに、建物の巨大な大屋根が目をひきます。徹底して余分な線がない造形で、スケールをつかもうとしても全く見当が立たず、シルエットが影絵のように視界の奥に逃げてしまいます。

美術館の特徴の「大屋根」

ヤギの家の材料

今回のヤギの目in鳥取では、会期終盤に向けてヤギの家を作り、鳥取県立博物館の庭で小ヤギ二頭を飼う予定となっているのですが、その家の材料を基本的にこの美術館の建設時に出る廃材から作ることにしています。
自分がイメージする作りたい家があって、それを形にするのではなく、それよりも前に材料や、場所、そして何よりヤギ達の中に「いいもの」になるためのヒントが隠されていて、じっくり観察してそれを見つけることの方が先だと考えているからです。

この時期の廃材

オープンまでおよそ二年弱、おそらくすでに収蔵庫など主要な部屋は完成していて、今は細かな内装の仕上げや、先ほども書いたように外構の工事がメインのようです。
私達が主に使うのは木材で、そのほかに軽量鉄骨(内装の下地に使われる薄い金属)などを少しだけ集めています。

1週間ごとに廃棄されるらしく今日がその日なのですが、
工事の規模からするとかなり少なく思えます。

釘やコンクリートがついていたり、どの材料にも必ず何かの跡が残っていて、中でどんな工事がされているのか想像できる他に、この木で型を取られた壁がこれから何十年残るのかと思うと不思議な気分になります。

かなり積みましたが、木材はまだもう少し必要そうです。

1日ほど乾かし、日曜日から組み立て作業を始める予定です。

その他にも今日はワークショップ、テレビ収録や新しいヤギの目グッズの制作が進められました。
鳥取県立博物館の方が時々着られているジャンパーの緑色が、ヤギの目新聞にもある「ヤギの目」ロゴの緑色とそっくりで、「これしかない!」となりました。どんなグッズになるかはお楽しみに。

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