海を渡ってみてどんな気持ち?
あの坂をのぼれば、海が見える。 (杉 みき子「あの坂をのぼれば」)
小学校(実際は中学1年だったようだ)の国語の時間に出会った文章だ。
自分の気持ちを代弁してくれているかの感覚を覚え、なんだか忘れられなかった。
思えば山の中で生まれ育ち、空を見上げるとそれはとても小さかった。
海が見たい、羽ばたきたい、広々としたところで伸び伸びと生きてみたいと思っていた。
それから記憶が曖昧になり少しアレンジを加えてしまったが、「あの山の向こうに」が人生のテーマの一つになった。
現状はというと、あの山をのぼり海を見て、海を渡った。
個人的に思ったのは、実際に山をのぼってみたら、のぼりくだりの坂がはてしなく続くわけでもない。
努力や忍耐が美徳ではないし、必ずしも報われるものでもない。
人生は自分でコントロールできない要素が多く、試行錯誤して改善を重ねて築き上げていくしかない。
もっと気軽に挑戦できて、失敗から学んで何度でもやり直せる風潮ができるといい。
行ってみよう、やってみよう。
準備だけはしておく。チャンスと海鳥は突然やってくる。
Luck is what happens when preparation meets opportunity. -Seneca
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