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外国語を話しているとき心理はどうなっている?

言語の壁があると心理の脆弱性を露呈する。自分の弱い部分が出てくるし、被害妄想が出たりもする。

そんな中、自分の持っているだけの知識を実践で使っていくのは至難のわざだ。しかも、本場の言語はテキストや試験に出てくるものより、格段にスピードが速く、しかもこなれてしまっている。

外国語を話すとき自己受容が密接に関係していると感じる。
特に英語は、ある程度の情報量になると会話を自分側にホールドし、詳細を後ろにどんどん付け加えていく言語だ。私の話なんて…という心理状態に陥り、途中で会話のホールドを手放してしまえば、言葉足らずで伝わりきらなくなり、余計にコミュニケーションを複雑にしてしまう。後になって、あの時こう言えばよかった、ああ言えばよかったと自己反省会になる。

自己受容があれば、ありのままの自分と語学力を受け入れ、リラックスして実力を出しやすくなる。開き直って果敢に挑むことができる。伝えたい内容と引き出したい内容や行動に集中できる。

まずできることは、日頃から以下のようなマントラを唱えて自己受容を高めておくこと。咄嗟の時でも揺るがない基礎を作る。

I'm OK – You're OK                    ーThomas Anthony Harris
 I'm enough. I'm lovable.

あとは可能であれば安心できる環境で、少しずつ成功体験を重ねて自信をつけていくこと。まずは都度実力を存分に出し切ること。語学は効率の良い方法はあっても、近道はない。時間をかけて、やり続けるしかない。

コミュニケーションは、相手のことを知りたい、自分のことを伝えたいというシンプルな動機が突き動かす。伝えたい情報や知識を持つこと。語学は語彙も文法も発音もみな大事だが、結局は伝えたい内容をいかに持っているかにかかっている気がする。情報や知識を持っているのに、尻込みしてしまうのはなおさらもったいない。

自己受容と知識を磨こう。必要性に駆られれば、語学力はきっと後からついてくる。

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