初めてできた彼氏が全然理想とはかけ離れてた話
初めてできた彼氏ってどうしても思い出に色濃くのこりますよね…
私は恋をするの自体が遅くて、初めて心の底から大好きだと思えたのは20歳のころ、そのあと初恋は実らず、彼氏ができるまで3年くらいかかりました。
初恋を乗り越えるためにも、告白してくれた年下の男の子と付き合ってみたわけですが・・・
理想と現実って本当に厳しい!!!!
とりあえず、私がこの付き合いで学んだことは「自分の気持ちはある程度大事にしていい」ということと、「価値観のズレはストレスがたまる」ということでした(笑)
正直当たり前のことなのかもしれないけれど、私は、好きなんだから我慢しなきゃという気持ちばっかり優先してしまって、自分の気持ちは押し殺せばいいと思って過ごしていたんですね。
結果どうなるかというと、お金も気持ちも時間も消耗していくことになるんです。
まず、私の犯した大きな間違いは「彼氏に言われたことをすべて飲み込む」ということでした。
彼氏さんはメインでやっている職業のほかに、副業でホストクラブで働いていたんですね。最初は偏見だらけでした、ホストと付き合っていいのかな?とか、騙されているんじゃないのかな?とか。
なので、付き合うときにお願いしたんです。「私のことが好きで、真剣に考えてくれるなら、お願いだからホストクラブはやめてほしい」と。
彼氏さんは真剣に考えてくれたようでした、「半年待ってほしい、半年したらいろいろな資金が貯まるから、それまでは耐えてほしいと」
素直に嬉しかったです。やめてくれるんだ、私のことを考えてくれるんだ、と。ここで私は付き合うのをやめるまで待てばよかったんですね・・・(笑)
結局、彼はメインも副業も忙しくて会う時間が全然なかったんです。しかも、彼は1人暮らしではなく、友達とルームシェアをしていたので、家で遊ぶわけにもいかなく・・・
「会えない二人が会う方法=お店で会う」になってしまったんですね。
冷静に考えてバカじゃない?となるんですが、飲み込んだ結果、半年間会う日にはお店に行くを繰り返して累計100万円くらい彼氏にお金をかけました。(お店でのお金以外にも、そのあと泊まるホテルもろもろあったけど・・・)
でもこれからの幸せのためだから、と病みながらもぐっとこらえて、半年待ちました。彼氏はちゃんとホストを辞めてくれました。
ここまでは約束通りなんですよ・・・一応。
お店に行くときは、お金がかかるからそんなにいけないと私が渋ることもありました。「お金返すから」「じゃあ俺が払うから」などといわれてまんまとついて行ってたんです。いやあ、バカですね。
そんなこんなで私の借金はどんどん増えていくわけです。
そんななか自分の家庭でも問題が起きます。父親の大きな借金の発覚です。この発覚があってから、自分たちは今の家に住むことができなくなるかもしれないなどの問題がたくさん発生してきました。
いろいろと大変になってきたので彼氏に相談したところ、「俺も一緒に頑張っていくから、頑張っていこうな」と声をかけてくれました。その時私は、ああいい人に出会えてよかったなと思いました。
・・・まあ、お金払ってるの私なんですけどね←
これからやっと普通の日常がやってくる!と喜んでいたのですが、そんなうまくいくわけもなく、彼氏さんはメインの仕事が忙しいからと、あえても1ヵ月に1回会えればいいほうになりました。
それでもぐっと耐えて、彼氏の誕生日を迎えることになります。
さすがに、誕生日は一緒に過ごしたかったので、1ヵ月前から彼氏に「お祝いしたいからその日だけはあけておいてね」とお願いしました。彼氏も「楽しみにしてるわ~」といってくれていたので、やっとたくさんお祝いとかして普通のカップルになれるなあと思っていたんです。
はい、思っていたんです。
ちょっといいホテル予約して、ケーキもお願いして、よし、準備万端!としっかり準備して誕生日前日。彼氏から連絡がありました。
「おじいちゃんが倒れた」
ああ、出た。そう思いました。
私も心配はしなきゃいけないよなと思い、「おじいちゃん大丈夫そう?落ち着いたらLINEじゃなくて、電話ほしいな」と送りました。
「とりあえず、仕事終わったらおじいちゃんのところ行くわ」
そして送られてきた駅の看板(おじいちゃんのところは地方でした)
ふつう、証拠写真送ってくる?おじいちゃん倒れてるのに?駅でわざわざ看板撮ってから、倒れたおじいちゃんのところに向かう?
私はこの用意周到さに、彼氏を信じることはできませんでした。
「とりあえず、おじいちゃんの様子見てきてね。明日無理そうなら早めに連絡くれると嬉しいな」
この文章がいけなかったんでしょう。彼氏は怒りました。
「は?俺のおじいちゃん倒れてんのに明日のことなんて考えられるわけないでしょ、なんなのお前、ホントめんどいわ。さいなら」
・・・・???
いや、ホテル予約してんのよ?いろいろお金かかってんのよ?人との約束を破るのよ?まず、ごめんねって言わない?そんな考えが私の中に浮かんできました。
この後送ったLINEはしばらくはすべて未読無視。そして既読がついたと思えば
「お前はもう彼女じゃありません。彼女じゃないということは今までのお金のこともすべて清算しなきゃですね。今までのもろもろのお金10万円、来月までに払え。払えないなら、職場まで行く」
もう私は訳が分からなくてパニックでした。職場に来られるのは困る。でも私は彼氏に100万円以上お金をかけてきた。なんで?こんなにフェアじゃないの?お祝いのためのホテルだけでも10万くらいかかってる。
「ホテル代、キャンセルしても90%はかかるんだけど・・・そういうお金のことの責任はとらないのに、自分のお金はきっちり請求するんだね、私は今まで100万以上使ってきたよ」
とすべてのお金を計算して今までかかったお金の内訳を送りました。彼氏は
「すべてお前がやりたくてやってきたことだろ、なんで俺が払わなきゃいけないわけ?どうでもいいから早くお金返してください」
といってきました。
もうあきらめるしかない。母親にも父親にもばれちゃいけない。その気持ちが一番でした。
結局このあと言われたお金をすべて返して、ブロックして彼氏とは連絡を取れなくしましたが、一応付き合っていたのだからこれが初めての彼氏なんだろうと思ったら、本当に悲しさしかなくなりますね。
ホストさんが悪いとは思ってません。実際に彼氏の職場の方々には本当によくしていただいて、彼氏以上にたくさん相談とか聞いてもらったり、お誕生日とかご飯とかも楽しくすごさせてもらって、お店以外でも楽しませてくれたので、感謝でいっぱいなんです。
彼氏の人間性を見抜けなかった自分の未熟さが原因ですが、これ以来まともな彼氏ができません(笑)
人を疑ってかかるのは嫌いだから、信じて過ごした自分をほめようとも思った時もありましたが、疑えばよかったなと思ってしまいます。
でも傷つけるのが私じゃなくてよかったなとは思っています。
この出来事で私は「自分が納得いかないことはちゃんと納得いかないと思って反対しなきゃいけない」ということを学びました。
勉強代はすごくかかったけど、次の恋愛に活かせたらいいのかななんて思ってます。
すこしでもつらい思いをする人が減るといいなと思いながら、自分の実体験を書いてみました。
恋愛って難しいですね。
今日も明日も頑張って働いて残りの数十万円を返していきます(笑)
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