第三週まとめ

この作品について

『毎日チマチマとボールペンで絵を描きつつ、その時思ったことを記述する』というスタイルで描いています。
池田学さんの絵の描き方をオマージュしています。
詳しくはこちらで説明しているので、よろしければご覧ください。

第三週まとめ

空と地面を行ったり来たり。
私の気持ちもゆらゆらと散歩をしているような気がします。
飛ぶことや空への憧れがあって、飛べないことへの自覚があります。
けれども地面は続いているから、飛べないことは不安ではないのでしょう。
そう言い聞かせて歩いているような気がします。

制作15日目

制作21日目

空が広がると印象が変わりますね。一気に進んだ気がします。
替え芯を買ったことでゆっくり広がり始めた地面が、注目されることはあまりないのでしょう。だからこそ私は歩くのが好きなのかもしれません。
これからの広がりに、多少なりとも期待している自分がいるのです。
恐らく端まで行くだけなのですが、地平があり、それがどこまでも広がっているだけで、世界の広さと自分の小ささをはっきりと自覚することができるのです。その感覚があるおかげで、自分の生の大したことの無さや、くだらなさを強く実感できるのだと思います。
それは良いものでも悪いものでもなく、「ただ私は生きているだけ」という強い実感を得るだけもであり、取るに足らない感覚でしょう。

その感覚を自覚しながら、私は今日も明日も「かく」わけです。
これは世界にとっては本当に無駄で意味のないことだけど、私のちっぽけな生の中では結構大きな意味を持つような気がしています。

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