卒業 フォルダ保存
春ですね。
卒業した全ての卒業生へ。
ご卒業おめでとうございます。
とはいう僕も、卒業生の一員として卒業式に参列してきました。なんだかだか最近は涙脆くなりました。花粉症ですが、花粉ではない事は確かでございます。
式中の卒業生答辞のスピーチ。
なんだか心に響くものがありました。答辞の一言目を発してから、会場の雰囲気は一変。皆が真剣に聞き入っておりました。多くの学生の心にも響き渡るようにもみえました。
スピーチを務めた学生の大学生活を少し切り取ります。
コロナ禍での入学。
オンライン授業という不本意な形で始まった大学生活。対面授業を受けられない現状に病むことなく、自分の興味のある授業を全部履修し、学びを深める。
その後、1年間の北欧への留学。
海外ボランティア。
在学留学生の活動支援。
後輩学生への英語学習支援。
その学生は、確固たる意志を持ってコロナという逆境に挫けずこの4年間を過ごした、と語ります。
「自分の軸を持って、様々な困難に立ち向かい、これからもそうやって逞ましく生きます。」
明確には覚えていませんが、そう宣言していました。
そして僕自身、気づけば涙していました。
なぜ、あの学生の言葉はこんなにも心を動かしたのでしょうか。
それはきっと、言葉が重かったからなのかな。
数えきれぬ程の困難との直面。未知や新たな価値観との格闘。貫いた自分の意志。そんな経験を得て紡がれた言葉。
言葉に、これまでの覚悟や意志そして何よりも経験というものが重くのしかかっていたために、少なくとも僕の心を動かしたのでしょう。
走馬灯を見たことはありません。
ただ、彼女のスピーチによって、自分の学生生活の断片が一挙に鮮明な映像となり、目の前に流れました。
コロナ禍でのオンライン授業。画面一杯に敷き詰められた、一度も会ったことのないクラスメイト達、春。
資格勉強。
何しに大学に入ったんだっけ?その答えを英単語帳の中に探し求めた梅雨。
アイソレが鍵。バッシュを履きながらひたすらアイソレした毎週月曜、8時15分。
沖縄ダイビング。海中ほど無心になれる場所はそうなさそう。フェリーに乗りながら少し早めの春風を全身で感じる。
大声ダイヤモンド。運動後の蛇口レモンサワーは気をつけます。気付けば部屋の天井を眺める自分。
個性的な3人衆。カレーを食べながら歌って踊ってバカ騒ぎ。4号館1階小教室、初夏。
インドネシア語劇。覚えるだけで精一杯。ノリで乗り切った大臣役、秋。
必修英語。英語で何かを学ぶのって楽しすぎる、冬。
フットサル。楽しかったですよ。ユニフォームは買わなくて良かったのかもです笑
()のつけ方。お洒落でパワフルなお兄さんから楽しく学べました。2度目の冬が明けそう。
バ先の先輩スリムスノーボーダー。知識とエネルギーとユーモアで大量にサーフボードを売ってましたね。
サークルのstep in.
全集中で仲間と駆け抜けた晩夏の公演。もう引退なのか。
大島旅行。死ぬほど勝ちたかった座席決めじゃんけん。トランクだけは避けたかった。
国際関係論。真剣に取り組んでみて、少しばかりかは深まった教養と社会問題への関心。
ハッピーハロウィン。
クリスマス。深まる。このまま死んでもいいな。一生続け。ローテーブルに置かれた飲みかけのワイングラス。
ピアチューター。教えてはいけない?主体的な学びとは何だろう。一億人の英文法。
アプレシオ。夜を超えるための歌は死なないようです。a.m. 5:20.
就活。自分軸を強く持つよ。圧倒され言葉に詰まった取締役七人面接、春。
回った午前1時。バイト後のラーメンからのサウナは優勝すぎた。
交通事故。バイトに行く道で車に轢かれる。厄年である事を痛感。不安定になっていった精神。2023年7月17日。
夏枯れ。秋冬春夏、まるで季節の移り変わりと逆行して散っていったお互いの恋心。愛せなかった後悔と煙。
ずっと真夜中でいいのに。マルボロのトロピカルメンソール。あれ美味しいよね。でももう十分ねす。愛を知り、愛します。
やっぱりダンス。続けてきて良かった。キッズ達のエネルギーで前向きに。本当にお世話になっております。
クリスマス。深すぎる五十路イケおじ。隣で唐突に嘔吐する看護学生。乾杯!笑。
スケボー。極寒の中ひたすらチクタク練。またやりたいですが、それよりドライブでも行きましょうか。
カメラ。レンズ越しに世界を見るとより美しく。見られると恥ずかしくも自分を強く感じる。撮られるのも悪くないな。冬。
10:00 p.m. ブックオフ面子しか勝たんすわ。吟屋も勢拉もなりたけもばんからも。また近々行きましょうよ。
Turquoise & 新世紀。気づけば本番。そのくらい充実感で溢れた1ヶ月でした。また踊りましょ。本当に楽しかった。
卒業式。スピーチで涙。。
友人らとの久々再会。人に恵まれたなと。
幸。
感謝
独りで始めた大学生活ですが、振り返ってみると、記憶に残る瞬間全てには、いつも誰かが一緒にいました。独りでは何もできない。それは嘘だけれど本当なのかなと。まずは感謝を伝えたいです。
本当にありがとう。
ありがとうございました。
一期一会
当たり前ですが、出会いも出来事も、全てが一期一会だなと。振り返ってそう沁みています。スピリチュアル的な考えはあまりしない方ですが、一期一会というレンズを通して学生時代を振り返ると、どうも神秘的にみえますね。
本当に悔しかったこと。
なんだか悲しかったこと。
とてつもなく嬉しかったこと。
圧倒的な高揚感。
満ち足りた感覚。
そういった、様々な感情を含んだ出来事達。
同じ時間と空間と目的地を共有できた先輩、後輩、友人、かっこいい大人達も。
こう振り返って想いを巡らせていると、全部が偶然の連続で、偶然であるからこそ美しくみえます。もっと遠くから。年月経ってから。この学生時代を振り返ったら。保存された思い出達はさらに美化されていくのでしょうね。
学生時代に一緒に関われた人達。近いうちにでも遠いうちにでも、共に過ごした時間に立ち返って乾杯ができたら嬉しいです。
家族
この4年間は、これまでの自分の人生で一番自由に生きれた期間でした。何にも縛られずに生きれたという訳ではないですが、とにかく自分を縛り付けておくものが少なかったです。自由に伸び伸びと生きれたのも、様々な面で支えてくれた家族のお陰です。最高の4年間になりました。沢山経験できて、色んな人に会えて、学んで、少しは成長できたのかなと。
ありがとう。
後悔とこれから。
もっとああしておけば良かった。振り返ってそう思うことはあります。でも、後悔を感じる度に、もっと本気で生きようと思えます。
そして後悔は、次に後悔しないための学びに変わります。
過去は後から点として結ぶ事しかできず、帰ることはできません。
どんな過去も結局「これから」に活かすしか、ないのですよね。
そういったことを決して忘れずに、これからどうするか、その面を明日も見続けたいです。
とは言いますが、まだまだ脆くて、穴だらけの自分がいるのも確かです。感情に呑まれる時もあるのかもしれません。正しいことなんてないのかもしれませんが、時に人を傷つける自分もいるのかもしれません。
でも、そんな自分の弱さもまずは自分が暖かく受け入れつつ、どんな人にもどんな価値観も敬意を持って受け入れることのできる自分。
まだまだ固い部分もたくさんありますが、30年後には必ずそうあり、笑っていたいです。
学生楽しかったな。
Have a great day.
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