うれい様の新刊のここがすごい!

しょっぱなから「なんだ」と思われたみなさん。おはようございます。
タイトルは最近流行りのインターネットミーム帝◯平◯大学のCMオマージュです。

この記事は和泉うれい様の新刊『Leather Mask Lady』、別名『聖書』(勝手に私がそう呼んでるだけです。)の感想です。
おそらく、『Leather Mask Lady』はR15ですので、恐れいりますが、15歳未満の方はブラウザバックをお願いします。

エロ魂!

まず、感想を始める前に…。
私は、TwitterでエロはRTしないし、tweetしない主義です。そっとふぁぼる。それが私のTwitterです。なのに!なのに!RTしてしまった…tweetしてしまった…。おもしれー同人誌。
それぐらいの素晴らしい作品です。全人類見てほしい。R15だから全人類は無理だけど。

特装版!

うれい様は普段はROMを中心に作品発表をされています。しかし、この作品は紙で出したかったとのことで、特装版と通常製本版の2パターンで作られています。紙である、ということでも珍しいのに、特装版です!作品を拝見するのが楽しみでした。

実際手に取ってみると、いやなんの、これすごい。noteにあるまじき語彙力で申し訳ないのですが、すごいんですわ。
私の成人式の記念写真より、装丁がしっかりしてる。そして、その装丁が作品の持つ雰囲気とマッチしている。この装丁はかなりお金がかかっているはず、この装丁で刷ろうとしたうれい様もすごいし、この装丁を選び作品とマッチさせたそのセンスもすごい。すんごい。R15だから人に見せるにはかなりためらうけど、見せたい。布教したい。エグい。

しっかり厚紙に印刷されていて、たぶん、水の入った500mlペットボトルより重いんじゃないかなぁ。ツヤ加工がされていて照り返す光が高級感もあります。

レザーマスクと表情!芸能で使われる能面を彷彿!

作品中でうれい様は一貫してレザーマスクをかぶっています。(唯一奥付ページで半分ぬげかけています。)
そのせいでいっさいの表情がわかりません。

しかし、なぜか、これが表情が見えてくるんですよ…。
いや、何を言っているんだと思われるかもしれませんが、表情が!あるんです!
おそらく、体の使い方(ポージング含め)でどこを向いているかがわかり、そのほかの身体表現で、「たぶん、こういう姿勢の時は、こんな表情。」という想像ができるため、表情があるように思えるのだとは思います。要するに、脳内補完。脳内補完を促す作品ってエグいっすよ。
さらに、作品を通して光の使い方がとても印象的なのですが、その"光"をうまく使っているのでレザーマスクに素晴らしい陰影が生まれているんですね。光があたるところは白く浮かび上がり、影になっているところは吸い込まれるように黒い。レザーの陰影がまたフェチではあるのですが、この『Leather Mask Lady』においては、「表情」という役割も与えられているのです。

ここまで考えて私はハッとしました。「これって能面みたいじゃね…?」
諸方向から石を投げられそうな発言ですが。しかし見る人と場面によって表情が無数に変わる…という点に着目すれば、レザーマスクと能面は似た性質を持っているのではないでしょうか。

和泉うれい様とレザーマスクによる表現。もう芸術です。
レザーマスクの作者様も、和泉うれい様も、カメラさんも、本当に皆様方すごい。

これは単なるエロではない!

『Leather Mask Lady』を初めて見た時の私の感想ってなんだと思います?

「すげぇ、西洋絵画じゃん。」

光の使い方、構図、身体の使い方など、それらが卓越していたがために、ただのエロい写真集ではなくなっていたのです!!!!!!!!
もうこれはフェルメール!!!!(牛乳を注ぐ女で有名な画家さん)
一枚の写真から、その後ろにあるストーリーを妄想させる表現力。
なにか物思いに耽っているかのようなポーズや、祈りを捧げるポーズ、叫んでいるかのようなポーズには、特にドキッとさせられます。

結論

全人類買え、読め。

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