日曜日

今日は10月6日。まもなく夜が来て、日曜日が終わろうとしている。今日はなんだか、長い1日だった気がする。

朝。いつものように7時に起きた。朝方は冷え込む。ベッドではブランケットを4枚重ねて寝ているから少し重く、軽くて暖かい羽毛布団を恋しく思う。

ブランチを食べに行くつもりであったので、朝食はコーヒーのみで済ませた。外はまだ薄暗い。昨日買ったフリースを着て、ベッドから剥ぎ取ったブランケットにくるまって、少しずつ日が登っていく外の景色を眺めた。1日が始まる。

Sweedeedeeに行った。ポートランドでは有名なお店だ。ポートランドに来てから、日曜日の朝はSweedeedeeに行っている。今日も地元の人で賑わっていた。

画像3

お気に入りの、Breakfast plateを頼む。他のものも食べてみたいと思っているのだけれど、このプレートにのっているパンが美味しすぎて、今日も頼んでしまった。来週は、サンドイッチに挑戦してみたい。

画像2

レコードから流れる音楽も心地が良い。幸せな朝だった。

街中を走るストリートカーに乗って移動する。今日はいつもより暖かく、窓から差す日が車内を照らした。

電車の中で、The 1975の「Sincerity Is Scary」を聴いていた。私はダウンタウンに向かって架かる、橋を渡る間の景色が好きだ。

画像3

次の目的地にて、もうすぐ始まろうとしている一人暮らしの部屋の鍵を受け取った。今日は初めて部屋に入った。当たり前だけれど何もない部屋だった。窓から見える街がただただ美しかった。ダウンタウンは想像よりも都会なのだなとあらためて感じる。

画像4

部屋を出て、散歩をした。最近教えてもらった、ノースウェストの23番通りを歩いた。ダウンタウンからは少し離れるけれど、カフェやレストラン、雑貨屋などが並ぶ歩いていて楽しい通りだ。

星野源のPOP VIRUS RADIOを聴いた。Kanye Westの歌への考えが意外で、同時に共感した。その内容は、人間という生き物についてだった。人間は悲しい生き物だ。自意識があるから、悩みが生まれる。それでも希望を唄ったり、愛を謳歌したりする。Kanye Westの歌は、人間がもともと持つ悲しさを思い出させるのだという。彼が選んだ「No mistakes」という歌は、切ないトラックが印象的だった。

少し買い物をして、カフェでコーヒーをテイクアウトして飲んだ。時間の流れがゆっくりに感じた。

夕方近くになったので、バスで帰宅した。Chrisが焚き火をしていた。これまた恒例となっている日曜日の焚き火。少しずつ日が暮れてきて、気温が下がる。火に当たって暖をとった。ソーセージを焼いて、ホットドックを食べた。外で食べるホットドックはどうしてこんなに美味しいのだろう。外で飲むクラムチャウダーは、どうしてこんなに美味しいのだろう。

日記を書き終わる。さっきよりも暗くなった。

風が冷たく感じられる。今日という1日が終わっていく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?