「貧すれば鈍する」2022年6月16日

ちょっと「モノの値段」の話をしようと思う。製品において、量産品と試作品(または一点もの)ではだいたい部品の値段が10倍以上は違う。部品単価が変われば原価が変わる。
「何時間かけて作ったか」も価格が決まる要因だけれど、「誰が作ったか」も価格が決まる大きな要因だ。手がける職人や作業者/担当者によって工数単価がまず違う。これはデザインやコンサルでも言えることかもしれない。
これら内容を頭のどこかに置いておくと、量産品とオーダーメイド品の値段を比べて「〇〇ならもっと安いのにボッタクリだ」なんて思わなくなると思う。

自分は駆け出しのイラストレーターであると同時に、一般企業のサラリーマンをやっている訳だが、この辺の“値段に対する理解”が多少身についたのはサラリーマンをやっていて良かった事の一つなのかもしれない。
また、日本の成人の8割は就業しているのに、製品において、原価以外にどんなお金が乗ってその値段になっているのかの理解に及ばない人間が多すぎる印象だ。

「購入しようと思ったら高くて買えなかったから、自分で作ってしまおう!」という発想がものづくりのきっかけになるのは素晴らしいことだ。だがしかし、「この材料はどこで買ったんですか?」とハンドメイド作家にいきなり仕入先を聞いたり、100均の材料で代用しているくせに「うまくできません、コツを教えてください」とリプライ飛ばしたり。なんだかなぁ。想像力が無さ過ぎる。昔、SNSで適当な助言を繰り返し承認欲求を満たすだけの人間を“教えてあげる君”とか“精度の悪いGoogle検索”と揶揄されていた気がするが、最近はそうでもないらしい。そもそもGoogle検索の結果が「いかがでしたか?」だらけになってしまったのもいけないのだが。

昨日はVTuberヘラクレスオオカブ子ちゃんの初配信だった。めちゃ良くて最後まで見た。皆絶対アーカイブを見てくれチャンネル登録して高評価してくれ。頼む。

昨日は仕事も絵も全然進まなかった。良くない。OBSのプラグインを入れたり、配信画面を作ったりしていた。世の中には本当に便利で面白いものを作ってくれる人が多くて助かる。

今週は土日にツイキャスができないぶん、絵の進捗を今週中に出しておかないとな。

今朝は6時半くらいに起きて半覚醒状態でシャワーを浴び、8時半に家を出た。今日は会社じゃないとできない仕事が多いので、出社せざるを得ない。少し遅刻だがまあ許容範囲。
今日の気付きは、とりあえず眠ければシャワーを浴びてしまえばいいということ。そして、目覚めてからしっかり目が覚めるまで1時間15分かかるということ。1時間じゃ足りない。ということは7時20分に家を出るなら、5時50分には起きないといけない。…マジ?そして7時20分に家を出て業務開始できるのは8時30分。……マジのマジ?在宅勤務なら8時25分まで寝ていられる。…マジのマジのマジ?

職場が近づいてきたのでさようなら。

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